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大図書館の司書長」(2007/10/31 (水) 22:27:28) の最新版変更点

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大図書館の司書長 リエステール中央図書館。 そこは大陸南部――リエステール側にある図書館の中では最も大きいとされるところで、大陸中から様々な書物が集う場所である。 ミナルにも小規模な図書館はあるにはあるのだが、敷地や人口の関係でやはり一回りも二回りも規模が小さくなってしまう。 それゆえに、南部に住む人達が本を求める時は、リエステールの図書館へ向かうというのが一般的な常識となっていた。 「……貸し出し期限は1週間となっております。 有り難うございました」 そんな大規模な図書館ともなれば、館内を管理やお客の案内などの役目を与えられる司書の数もそれなりに多く、その司書達を統括する人間もまた必要になってくる。 そしていわゆる司書長とも呼ぶべきその人間は、普段は本の貸し出しを行うカウンターに座っている。 人によっては下の者にやらせる仕事じゃないのかという者もいるのだが、彼女はここに座っているのが単に好きらしい。 まぁ、司書長としてやるべき仕事はすべてやっているので誰も文句は言わないのだが…… 「…………………………………………」 いまいち無表情な上に必要以上に喋らないために、本当にそこに座っているというその状況を楽しんでいるのかどうかも分からず、会話もいまいち続かない。 加えてその瞳は独特の光を放っており、見る人によっては不気味に映っている可能性もある。 ある意味図書館の『顔』である場所にいるというのに、そんなのでいいのかとささやく声は確かにあったが、何故かそれなりに好意をよせる人間もいるというのが謎である。 ……とりあえず、彼女は今日も受付に座って客の対応をしつつ、愛用の羽根ペンを紙の上を走らせているが…… 単に小説を書いているだの、実は高名な魔術師で魔導書を書いているだの諸説云々飛びかっている事実もある。 実際、その内容を知っているのは本人のみなのだが。 「あ、司書長、どうしたんですか?」 「……」 ふと立ち上がり、なんの前触れも無く出入り口の方へと歩き出す司書長。 相変わらず表情は読めないが、開館時間内に彼女がお手洗いや昼食以外で席から立つ事は珍しい。 そしてトイレは奥にあるし、昼食は先程済ませたところなので違う。 ……これは何かある、近くにいた司書達と彼女のそんな普段の行動パターンを知る一部の客達は、その行動の後に続く展開に注目していた。 「本を持ち出すのは受付を済ませてからにしてください」 そして、ぽん、と何食わぬ顔で扉から出ようとしていた男性の身体を叩き、そう口にする。 「な、何だ。 何をいきなり……」 呆れるほど分かりやすく動揺を顔に出す男性。 この図書館から本を無断で持ち出すことは容易いとでも踏んでいたのだろうか? 一般的にはあまり知られていないが、自警団に残されている犯罪記録の上では、この図書館における盗難事件は全て未遂で終わっており、盗まれた例は一度もないという。 それはつまり、盗みを試みた者は全てそれを果たせずにご用になったという事である。 しかしそれでもこんな相手が来るのは、一般人が普通に入ることのできるうえ、一見すると無防備な建物であるからだろう。 「リオ・フェリージ著作、『虚の空』 名作で高い評価を得ているにもかかわらず発行部数が少なく、読書家の方々に高値で取引される一冊です」 「ぐっ……」 見えないはずのカバンの中身を言い当てられ、男はさらに動揺する。 高額の書物の盗難は、図書館という場所の都合上最も多い犯罪だが……この時、周囲で見ていた司書達は、『あーあ』とでも言うような表情で男性へと目を向け、もう興味を無くしたようにそれぞれの仕事へと戻っていってしまっていた。 「貸出証もお持ちでないようですね? あちらの受付で住所等の登録をしていただければ、審議の後に一週間以内に製作いたしますが……」 審議というのは、一度借りたまま帰って来ない、という状況を防ぐための措置であり、自警団などにもこの図書館の利用者の住所や名前などを登録した名簿が送られていて、度が過ぎる期日超過や連絡の無視などは盗難とみなされ、軽犯罪に問われるという形式も取られている。 また、その制度ゆえに盗難等の前科がある人間は登録は断られる事が多いという。 「くっ……そぉ! 離せ!!」 男は彼女の手を強引に振り払い、その場から走り去ろうとする。 盗ろうとした本を返そうなどという様子はなく、とにかく目的だけは達そうとしているようだ。 「――書物に宿りし者達よ、契約の元、我、フィロ・ミリートが命ず――」 しかし、この図書館においてそんな行動に出た人間は、例外なく司書長――フィロの力に叩き伏せられ、そのまま自警団に担ぎ込まれるという道を辿っている。 ……そしてこの日もまた、彼女の&ruby(テリトリー){領域}の恐怖を思い知らされる者が一人…… 「―戦史―『ナイツ・オブ・ヴァルキュリア』」 その言葉を口にした瞬間、周囲に配置されていたいくつかの本から男の周囲に向かって現れる、鎧を身につけた女性型の九人の精霊達。 彼女らは瞬時に男の全身にその手に持つ武器を突きつけ、一歩でも動けばその刃の餌食になる……と、彼の一切の行動を封じ込める。 「―妖精童話―『ピクシーの悪戯』」 ……そしてそれに連続して唱える次のその一言に答えるようにして、また別の本から飛び出てきた光が男のカバンに潜りこみ、一瞬にして一冊の本を抜き出して、フィロの手元へと運んでいった。 その書物のタイトルは『虚の空』……先程フィロが口にしたものと同じ名前であり、背表紙にリエステール中央図書館のエンブレムシールが張りつけられている。 「―悪魔辞典―『ゴーゴンの首』」 それを確認すると一旦その本をカウンターの上に置き、続けて最後の一言を口にする。 ――その声を受けて現れるのは、見るもおぞましい蛇の髪をした悪魔の生首。 その姿に男は”ひぃっ”と脅えたように声を上げたが、先に召喚された剣の精霊達によって動きを封じられ目をそらすことも出来ず、徐々に開いていく悪魔の瞳を直視してしまっていた。 ――後に、ゴーゴンの悪魔の能力で強麻痺効果を受けた男はその場に倒れこみ、後になって駆けつけた二人の自警団に連れられて行ってしまった。 強盗未遂の罪を受ける事はまずまちがいなく、ここから先は図書館が関与する必要は無い。 フィロはやれやれとばかりに元の席に座ると、再び何事も無かったかのように羽根ペンを紙の上を走らせていた。 「司書長、A棚の整理終わりました」 「……ありがとう。 もうすることもないので、帰宅して構いませんよ」 「はい、お疲れ様でした」 この図書館は、時計塔で午後6時の鐘が鳴るころには閉館する。 その後に残された司書達の仕事と言えば、その日貸し出された本と、返却された本の確認。 そして貸出期限の過ぎた本と、その対象となるお客の確認し、連絡を送る事。 お客が全員帰ったからといって、やる事が無くなるわけではないのだ。 「みんな、館内警備ご苦労様。 明日もおねがいしますね」 それら全ての仕事も終了し、戸締りを確認した後に灯りを消すフィロ。 その直前に、館内中の本達に向けて、そんな一言を口にしていた。 ……ほんの一瞬、その言葉に応えるようにして、館内にあるいくつかの本が淡い光を放ったように目に映ったのは……きっと、気のせいではないかもしれない。 ---- キャラ紹介 ---- **フィロ・ミリート 性別:女 年齢:??歳  (外見は16歳くらい) ジョブ:司書長(ネクロマンサ) 能力:魔・氷・風 武器:??? 支援士ランク:- 形見:- 所属:リエステール中央図書館  司書長 ・所持能力 コネクションセンシブ:図書館内の精霊や悪魔と情報を共有する。 館内の様子はほぼこれで把握している 基本詠唱:『書物に宿りし者達よ、契約の元、我、フィロ・ミリートが命ず』 空想結界の前詠唱 空想結界:基本詠唱を唱えた後に―書名―『召喚対象もしくは精霊の持つ術の名』を宣言する事で図書館内に存在する力を持つ書物全てから精霊や悪魔を召喚できる。 図書館内限定能力 禁書目録:図書館の閲覧禁止スペースの最奥部に安置されている、【禁書】と呼ばれている本からの召喚時の専用詠唱 ↓詠唱内容↓ 遥か太古より伝えられし伝承、其は人の手によりて偶なる姿を得、永き時の流れの下に確なる名を連ねん。 我が声は空想と現実を繋ぐ鍵。書物に其の名と姿を宿す者達よ、契約の下にフィロ・ミリートが命ず。今ここに現想の扉を越え、我が前に出よ。 ―禁書―『聖竜グランディエル・魔竜ルードゼルク』 他、魔法がいくつかあるらしいが不明 詳細 リエステール中央図書館で司書長を勤める女性で、見た目は少女だが実年齢不明。 その目はなにやらフシギな輝きを持っており、人によっては一種の恐怖を感じる事もあるかもしれない。 無口で無表情だが実は優しい性格なのでは無いかと囁かれている。 館内で悪事を働く相手には容赦が無く、『空想結界』により呼び出される無数の精霊、悪魔達を従えて全力で追放する。 本人の戦闘能力は未知数だが、はっきり言って彼女のテリトリーである館内では逆らわない方が無難。 ちなみに『聖龍』と『魔龍』は彼女の最終手段ともいえる召喚精霊で絶大な力をもつものの、魔法陣を足下に張った儀式召喚であり、召喚中フィロ自身は陣の上から出る事ができない。 もっとも、その召喚も図書館内でしか行えないという制限は普通に適用されている。
大図書館の司書長 リエステール中央図書館。 そこは大陸南部――リエステール側にある図書館の中では最も大きいとされるところで、大陸中から様々な書物が集う場所である。 ミナルにも小規模な図書館はあるにはあるのだが、敷地や人口の関係でやはり一回りも二回りも規模が小さくなってしまう。 それゆえに、南部に住む人達が本を求める時は、リエステールの図書館へ向かうというのが一般的な常識となっていた。 「……貸し出し期限は1週間となっております。 有り難うございました」 そんな大規模な図書館ともなれば、館内を管理やお客の案内などの役目を与えられる司書の数もそれなりに多く、その司書達を統括する人間もまた必要になってくる。 そしていわゆる司書長とも呼ぶべきその人間は、普段は本の貸し出しを行うカウンターに座っている。 人によっては下の者にやらせる仕事じゃないのかという者もいるのだが、彼女はここに座っているのが単に好きらしい。 まぁ、司書長としてやるべき仕事はすべてやっているので誰も文句は言わないのだが…… 「…………………………………………」 いまいち無表情な上に必要以上に喋らないために、本当にそこに座っているというその状況を楽しんでいるのかどうかも分からず、会話もいまいち続かない。 加えてその瞳は独特の光を放っており、見る人によっては不気味に映っている可能性もある。 ある意味図書館の『顔』である場所にいるというのに、そんなのでいいのかとささやく声は確かにあったが、何故かそれなりに好意をよせる人間もいるというのが謎である。 ……とりあえず、彼女は今日も受付に座って客の対応をしつつ、愛用の羽根ペンを紙の上を走らせているが…… 単に小説を書いているだの、実は高名な魔術師で魔導書を書いているだの諸説云々飛びかっている事実もある。 実際、その内容を知っているのは本人のみなのだが。 「あ、司書長、どうしたんですか?」 「……」 ふと立ち上がり、なんの前触れも無く出入り口の方へと歩き出す司書長。 相変わらず表情は読めないが、開館時間内に彼女がお手洗いや昼食以外で席から立つ事は珍しい。 そしてトイレは奥にあるし、昼食は先程済ませたところなので違う。 ……これは何かある、近くにいた司書達と彼女のそんな普段の行動パターンを知る一部の客達は、その行動の後に続く展開に注目していた。 「本を持ち出すのは受付を済ませてからにしてください」 そして、ぽん、と何食わぬ顔で扉から出ようとしていた男性の身体を叩き、そう口にする。 「な、何だ。 何をいきなり……」 呆れるほど分かりやすく動揺を顔に出す男性。 この図書館から本を無断で持ち出すことは容易いとでも踏んでいたのだろうか? 一般的にはあまり知られていないが、自警団に残されている犯罪記録の上では、この図書館における盗難事件は全て未遂で終わっており、盗まれた例は一度もないという。 それはつまり、盗みを試みた者は全てそれを果たせずにご用になったという事である。 しかしそれでもこんな相手が来るのは、一般人が普通に入ることのできるうえ、一見すると無防備な建物であるからだろう。 「リオ・フェリージ著作、『虚の空』 名作で高い評価を得ているにもかかわらず発行部数が少なく、読書家の方々に高値で取引される一冊です」 「ぐっ……」 見えないはずのカバンの中身を言い当てられ、男はさらに動揺する。 高額の書物の盗難は、図書館という場所の都合上最も多い犯罪だが……この時、周囲で見ていた司書達は、『あーあ』とでも言うような表情で男性へと目を向け、もう興味を無くしたようにそれぞれの仕事へと戻っていってしまっていた。 「貸出証もお持ちでないようですね? あちらの受付で住所等の登録をしていただければ、審議の後に一週間以内に製作いたしますが……」 審議というのは、一度借りたまま帰って来ない、という状況を防ぐための措置であり、自警団などにもこの図書館の利用者の住所や名前などを登録した名簿が送られていて、度が過ぎる期日超過や連絡の無視などは盗難とみなされ、軽犯罪に問われるという形式も取られている。 また、その制度ゆえに盗難等の前科がある人間は登録は断られる事が多いという。 「くっ……そぉ! 離せ!!」 男は彼女の手を強引に振り払い、その場から走り去ろうとする。 盗ろうとした本を返そうなどという様子はなく、とにかく目的だけは達そうとしているようだ。 「――書物に宿りし者達よ、契約の元、我、フィロ・ミリートが命ず――」 しかし、この図書館においてそんな行動に出た人間は、例外なく司書長――フィロの力に叩き伏せられ、そのまま自警団に担ぎ込まれるという道を辿っている。 ……そしてこの日もまた、彼女の&ruby(テリトリー){領域}の恐怖を思い知らされる者が一人…… 「―戦史―『ナイツ・オブ・ヴァルキュリア』」 その言葉を口にした瞬間、周囲に配置されていたいくつかの本から男の周囲に向かって現れる、鎧を身につけた女性型の九人の精霊達。 彼女らは瞬時に男の全身にその手に持つ武器を突きつけ、一歩でも動けばその刃の餌食になる……と、彼の一切の行動を封じ込める。 「―妖精童話―『ピクシーの悪戯』」 ……そしてそれに連続して唱える次のその一言に答えるようにして、また別の本から飛び出てきた光が男のカバンに潜りこみ、一瞬にして一冊の本を抜き出して、フィロの手元へと運んでいった。 その書物のタイトルは『虚の空』……先程フィロが口にしたものと同じ名前であり、背表紙にリエステール中央図書館のエンブレムシールが張りつけられている。 「―悪魔辞典―『ゴーゴンの首』」 それを確認すると一旦その本をカウンターの上に置き、続けて最後の一言を口にする。 ――その声を受けて現れるのは、見るもおぞましい蛇の髪をした悪魔の生首。 その姿に男は”ひぃっ”と脅えたように声を上げたが、先に召喚された剣の精霊達によって動きを封じられ目をそらすことも出来ず、徐々に開いていく悪魔の瞳を直視してしまっていた。 ――後に、ゴーゴンの悪魔の能力で強麻痺効果を受けた男はその場に倒れこみ、後になって駆けつけた二人の自警団に連れられて行ってしまった。 強盗未遂の罪を受ける事はまずまちがいなく、ここから先は図書館が関与する必要は無い。 フィロはやれやれとばかりに元の席に座ると、再び何事も無かったかのように羽根ペンを紙の上を走らせていた。 「司書長、A棚の整理終わりました」 「……ありがとう。 もうすることもないので、帰宅して構いませんよ」 「はい、お疲れ様でした」 この図書館は、時計塔で午後6時の鐘が鳴るころには閉館する。 その後に残された司書達の仕事と言えば、その日貸し出された本と、返却された本の確認。 そして貸出期限の過ぎた本と、その対象となるお客の確認し、連絡を送る事。 お客が全員帰ったからといって、やる事が無くなるわけではないのだ。 「みんな、館内警備ご苦労様。 明日もおねがいしますね」 それら全ての仕事も終了し、戸締りを確認した後に灯りを消すフィロ。 その直前に、館内中の本達に向けて、そんな一言を口にしていた。 ……ほんの一瞬、その言葉に応えるようにして、館内にあるいくつかの本が淡い光を放ったように目に映ったのは……きっと、気のせいではないかもしれない。 ---- キャラ紹介 ---- **フィロ・ミリート 性別:女 年齢:??歳  (外見は16歳くらい) ジョブ:司書長(ネクロマンサ) 能力:魔・氷・風 武器:??? 支援士ランク:- 形見:- 所属:リエステール中央図書館  司書長 ・所持能力 コネクションセンシブ:図書館内の精霊や悪魔と情報を共有する。 館内の様子はほぼこれで把握している 基本詠唱:『書物に宿りし者達よ、契約の元、我、フィロ・ミリートが命ず』 空想結界の前詠唱 空想結界:基本詠唱を唱えた後に―書名―『召喚対象もしくは精霊の持つ術の名』を宣言する事で図書館内に存在する力を持つ書物全てから精霊や悪魔を召喚できる。 図書館内限定能力 禁書目録:図書館の閲覧禁止スペースの最奥部に安置されている、【禁書】と呼ばれている本からの召喚時の専用詠唱 ↓詠唱内容↓ 遥か太古より伝えられし伝承、其は人の手によりて偶なる姿を得、永き時の流れの下に確なる名を連ねん。 我が声は空想と現実を繋ぐ鍵。書物に其の名と姿を宿す者達よ、契約の下にフィロ・ミリートが命ず。今ここに現想の扉を越え、我が前に出よ。 ―禁書―『聖竜グランディエル・魔竜ルードゼルク』 他、魔法がいくつかあるらしいが不明 詳細 リエステール中央図書館で司書長を勤める女性で、見た目は少女だが実年齢不明。 その目はなにやらフシギな輝きを持っており、人によっては一種の恐怖を感じる事もあるかもしれない。 無口で無表情だが実は優しい性格なのでは無いかと囁かれている。 館内で悪事を働く相手には容赦が無く、『空想結界』により呼び出される無数の精霊、悪魔達を従えて全力で追放する。 本人の戦闘能力は未知数だが、はっきり言って彼女のテリトリーである館内では逆らわない方が無難。 ちなみに『聖龍』と『魔龍』は彼女の最終手段ともいえる召喚精霊で絶大な力をもつものの、魔法陣を足下に張った儀式召喚であり、召喚中フィロ自身は陣の上から出る事ができない。 もっとも、その召喚も図書館内でしか行えないという制限は普通に適用されている。 **聖竜グランディエル 能力:神聖 種族:禁書の精霊 所持技 飛行:空を飛ぶ。 咆哮:大きく吠えて相手を驚かせ一瞬動きを止める。 アイアンテール:尻尾を振り回して攻撃する エレメンタルクロー:神聖属性を帯びた爪で攻撃する。 レイブレス:神聖な輝きを帯びたブレス攻撃 グランレイブレス:レイブレスの強化版。 威力と攻撃範囲も拡大している グロリアルシャイネス:全身から強烈な閃光を放ち、全方位、広範囲に神聖魔法攻撃を放つ **魔竜ルードゼルク 能力:深淵 種族:禁書の悪魔 所持技 飛行:空を飛ぶ。 咆哮:大きく吠えて相手を驚かせ一瞬動きを止める。 アイアンテール:尻尾を振り回して攻撃する エレメンタルクロー:深淵属性を帯びた爪で攻撃する。 ダークブレス:暗黒の闇を帯びたブレス攻撃 グランダークブレス:ダークブレスの強化版。 威力と攻撃範囲も拡大している アビシャルダークネス:周辺に闇を生み出し、全方位、広範囲に深淵魔法攻撃を放つ 詳細 共に体長10Mほどで、それぞれ白と黒の鱗を持つドラゴンの姿をしている。 彼らの持つ攻撃力ははっきり言って凶悪そのもので、図書館内(もしくは図書館上空)でしか出現できないのがもったいない。 基本的に二体セットで召喚されるのが常で、片方だけ召喚するとフィロ自身のメンタルのバランスが崩れて暴走する可能性があるらしい。

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