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大量の本が机の上に積まれている。
真夜中、一つの宿の部屋に明かりがついている。
「………。」
魔法使いという魔法使いから借りた本のページが静かにめくられる音だけがその部屋で聞こえる。
ほとんどの本が読み終わったらしく、脇のほうに山積みになっている。
本をわきに移し、適当に手を伸ばして本を取る。
小さくてとても古い本。
「…日記?」
誰が書いたのか、とりあえずは読んで見ることにした。

天気は晴天。旅に出るにはとてもいい天候だ。
何処に行くとか、そういうものは決まってはいない。
我々は見たもの全てを記録し、新しい発見をするべく旅に出る。
旅のお供に一人の魔法使いとベルセルクをつける。彼等の名は、
サラバンド・ノワール。グランツ・ハーミット。
こんないつ解放されるかわからない依頼を受けてくれたのはこの二人だけだ。
大切な仲間なので失わないように私自身も魔物に気をつけなければ…

「よぉ。セオ、見つけたか?」
ふと、日記の1ページ目を読み終えた際にフェイが話をかけて来た。
「寝たんじゃなかったのか?」
「いや、セオだけにこんなことさせるのもなんだと思ってさ。
 俺も、ルカも手伝うことにしたんだ。いいだろ?」
机に乗った二匹がこちらを見ている。
「…ページ、めくれるのか?かじっちゃいけないんだぞ?」
「竜をなめるなよ。人型にだって変身できるんだからな。」
机から降りて、二人が目をつむる。
ボフンッ…
「おぉ…。」
そこに立っていたのは、赤髪の子供と金髪の子供。
「練習したんだぜ?俺達。」
「…うまくいったの初めてだよね。」
それだけいって本をとり黙々とルカは本を読む。
フェイはルカが指差したところを次々と紙に写していく。
数時間が経過して、二人に視線を移すともう眠っている。
「…まだ小さいからな。ちゃんと寝ないと。」
二人をベットの上に寝かせ毛布を掛けた。
「…サラバンド。グランツ。あとは誰だ?」
ページをめくっていく。
真っ白なページ。そこで一息ついてお茶を飲む。
「あ。」
紅茶を飲んだ際に受け皿から落ちたレモンが空白のページに落ち、果汁が染み込んでいく
慌ててやさしくふき取り乾かす。
すると、その日記のページに文字が浮き出る。

「古き魔 ランプ。人より賢き竜族…
 全てがそろいし時…我等の掛けた封 が解け であろう…
 願わくば…我々の全ての知恵を悪人に利用さ ないことを… 」

所々文字が消えているが大体はわかった。 海底に   船長から譲り受けし赤き石…
ランプ、人より賢き竜族は揃っている。足りないの石。
手がかりは得た、できる限り早めに出発したい…
明日に備えて寝ることにしよう。
明かりのついたロウソクを消し、ベットの中にもぐりこんだ。