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翌朝

「いい?ライ君。サキュロスの根から出る水分はアルコール成分を含んでいるってことは昨日わかったでしょ?」
「はい。」
「飲んだ場合は昨晩のイルみたいに酔いがすぐ回っちゃって興奮状態になり、幻覚や幻聴まで聞こえてきて、毒性が強く早ければ二十分で死ぬから。解毒薬の作り方は昨日教えたとおりだよ。
ついでに、煮詰めて気体にしても毒は残るから吸い込まないようにじゃないと死んじゃうからね。」
朝からライの実験反省会が行われていた。
恐るべし、サキュロスの花…。
イルは真っ青な顔をしてそれを聞いていた。
「イルさん、本当にすいませんでした!ごめんなさいっ!」
ライ必死。土下座してます。
「い、いいよ。死んでないし。それにライも私も知らなかったんだからさ…。
そうだ!ライ、あの骨折支援者に薬作ってあげよう!
セオも手伝って!大丈夫、実験台にはしないから。」
ルカとフェイをつれて工房へ行き、薬を作りに言った。
「材料は…これとこれ、あとはこれ…うん。」
「うんじゃねぇって、まずいよ…色が、真っ青だよ。」
「…まぁ、いいんじゃないですか?」
「できた!『蒼汁』」
「蒼汁…。」
ガラス瓶に入れられたそれは、あやしくあわ立っている。
「……さ~て。と、おねぇちゃんにお願いしてこよう!」
「蒼汁…ねぇ。これはまた恐ろしい液体兵器ができたな…。」
フェイが呟く。ルカは無言で頷く。
「………。」
「さて、片付けるか…。」