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終幕     夢の終わりと…




あの翌日、朝の間に二人と分かれ、一人で家へと戻った。
ルディとベルも別れる瞬間まで”(リックテール)に急ぎの用事がある”、なんて言ってあっさりと行ってしまってなんだか少し寂しくなったけれど、それは仕方のないことだな、と今は思う。
だって、二人はわがままに付き合ってくれていただけだから……
……そして家へと戻り、お父様とお母様と顔を会わせた時に怒られるかと思って覚悟していたけれど、二人とも涙を流して抱きついてきてくれて、思わず自分も涙が出て……自分のした事の大きさを、改めて知らされたかのようだった。





「……ふぅ……」
それからまた数日が経ち、今日は婚約相手であるルークさんと顔を合わせる事になっている。
お父様が言うには、むこうに何か事情があるらしく、5年ほど彼の姿を見ていないということだったけれど、それでも予定の日が近いから、という理由をつけてレヴァーディアにかけあってくれた。
加えて言うなら、向こうの当主様は結婚式にはちゃんと都合がつくと言っていたそうだけど……なんだか、怪しい感じがする。
でも、今日こうして向こうから来てくれるということは、その都合とやらもなんとかなったのだろう。
「結婚を前にした女の子とは思えない顔してるわね」
「――…えっ!?」
そんな事を思いながら自室でその時を待っていると、どこかで聞いた少女の声が聞こえてきた。
もう耳にすることもないと思っていたこの声は……
「ベルッ!?」
窓の方を見ると、その手前に以前通りのどこか不気味な気配を放つ黒い影のような羽を携えた、小さな悪魔の姿。
ドアも窓も閉めていたはずなのに、どこから入ってきたのかも気になったけれど……今は、そんなことはどうでもよかった。
「なんでここに!? ルディも来てるの!!?」
「夢から覚めたお嬢様がどんな顔してるか見に来たのよ。 案の定冴えない顔してたみたいだけど」
「……夢……」
”夢から覚めた”というフレーズが、妙に心に響いた。
一ヶ月にも満たない短い間の体験。
辛かったり大変な事もたくさんあったけれど、それ以上に楽しかったあの日々……
こうして家に戻ってからは、あの日々がまるで夢の中での出来事のように感じていた。
「……でも、ベルが来てくれたおかげで、あの旅が夢じゃないって思えます」
「ほほう」
「私にとっては、何よりも大切な思い出だから……このまま、夢にしたくなかったから……来てくれて、ありがとう」
我ながら単純なものだなとは思うけれど、それだけでもあの日々の事を確信するには十分だった。
……でも、やっぱり彼女だけじゃ足りないなにかがあるのも事実で、本当に会いたいのは、やっぱり彼だ。
「……どうしても気になるって顔してるね。 そんなに”ルディ”に会いたいの?」
「…………うん」
もちろん、ベルにもちゃんと感謝している。
でも、彼の存在がとても大きくて……彼こそがあの楽しかった日々の象徴だから。
――そんなことを想っていると、急にベルがいたずらっぽくクスクスと笑い出す。
何かをしでかそうとする時に見せるこの笑顔。
いつもは笑ってすませるような小さな悪戯ばかりだけど、今回は……なんだか嫌な予感が脳裏を掠めていた。
「ルディ・レビオなんて人間最初から存在しない。 そんな人間に会えるはずないでしょ?」
「―――…………え……?」
何?
今の言葉は……どういう意味……?
ルディが、最初から存在していない?
……でも、彼との旅の思い出は確かに自分の中にある――それなのに、なんでそんなコトを……
「同姓同名の別人ならいるかもしれないけどね。 アンタが考えてる”ルディ”なんて名前の人間はいない」
「……ま、待ってよ!! じゃああなたと一緒にいたあの人は!? あなたも彼のこと”ルディ”って呼んだたじゃない!!」
「んふふ、まぁそれはねぇ」
また意味深な笑みを浮かべるベル。
何かの悪巧みをしているのは分かるけれど、でも彼女は人をからかう時に『嘘』を言わない。
真実を語りつつも、言葉巧みに相手の解釈を操り、惑わせるんだ……それは、もう理解できている。
でも”存在しない”なんて言葉の他の意味を見出すことが出来ない。
……本当に、彼は夢の中の存在だったの……?

「お嬢様、誰かいらっしゃるのですか?」

ふと聞こえてくる、聞き慣れた執事さんの声。
――だめだ、落ち着かないと――
「……大丈夫です、先日『外』でお世話になった、客人が来ているので……」
「はて、そのような知らせはありませんでしたが」
「ちょっと個人的に招き入れたもので……あの、それよりも何か?」
出来る限り平静を装っての応答。
この様子だと、ベルがここにいる事は誰にも知られていない。
多分以前と同じようにどこかからこっそり進入してきたんだろう。
小柄なベルだけだから、きっとあの時よりもずっと楽に。
「はい、ルーク様がいらっしゃったのでご連絡を、と」
「……わかりました。 すぐ参りますので、そう伝えてください」
「はい、それでは」
そう聞こえた後に、スタスタと遠ざかって行く足音が聞こえてくる。
ベルの事を深く尋ねてこなかったのは少し有り難いと思う。
だって、彼女は仮にも悪魔と呼ばれる存在で、あまりいい目では見られないはずだから。
「ほらほら、婚約者様がお待ちだってさ。 早く行きなよ」
「……わかっています」
……本当に、何を考えているのだろう。
これだけ人を悩ませておいて、こんな笑顔で行けと言うなんて……
――今、自分の頭の中が『彼』のことだけで満たされているのは分かっている。
こんな状態でルークさんに会って、言い目で見られるはずがない。
けれど……それはそれで破談にされればいいかもしれないなんて考えてしまったのは、誰にも言えない秘密。





いつもより少しだけ上等な衣装に身を包み、婚約者――ルークさんの待つ部屋へと向かう。
ベルはいつの間にか姿を消していたけど、またどこかに隠れていそうで油断できないし……気分も、あまりいいとは言えない。
それでも、今意識を向けるべき相手は別にいる。
ベルも、こんな悪戯をしてくるならもっと別の日にしてくれればよかったのに。
「よしっ」
色々と気は重いけれど、今はそんなものはぜんぶ振り払わなければならない。
一度深く息をすって、吐き出して……目の前のドアに手をかけて、ゆっくりと開いていく。
「……」
まず目に入ったのは、見たことのないメイドさんと、テーブルについた男性。
メイドさんは、多分レヴァーディア家の使用人の方だろうから……角度が悪くて顔はよく見えないけど、この男の人がルークさんなんだろうな……
「……ルーク様、あの……」
とにかく、何か一言話しかけなければ何も始まらない。
そう思い、なんとか口を開いたけれど……
「物語じゃよくある展開だが、こーいうのもなにか運命付けられてるようで面白いかもな」
こちらが言葉を口にする前に、向こうからそんな一言が投げかけられ……いきなりの事で、すごく驚いた。
彼の発した言葉に対してじゃなくて、彼の『声』に。
「……悪いがはずしてくれないか? 彼女と二人きりで話したい」
「はい、ごゆっくり」
そんなこちらの様子などお構い無しに、メイドさんに声をかけるルークさん。
メイドさんは……なんだか一瞬楽しそうな表情を見せていたように感じたけど、その命令通りに静かに部屋の外へと出ていってしまった。
……でも、今はそんな事を気にしているような場合では無い。
「さて、と。 今更自己紹介もないと思うが、俺はルーク・(ディオ)・レヴァーディア。 少し前まで支援士の真似事をしていた、ヤンチャな野郎だ」
このすこし乱暴な口調で……それでもどこかに優しさを秘めた声……
服は、いつかのすこしさびれたものではなかったけれど、その姿を見間違えるはずがない、その声を聞き間違えるはずがない。
……この人は……
「ルディ!!」
気が付けば、心に浮かんだその名を叫びながら、思いっきりその胸へと飛び込んでいた。
幻なんかじゃない、夢なんかじゃない。  本当に、本物の彼だ……!!

『ぷっ……くく……』

「――え?」
と、丁度そんな瞬間に、再び聞こえてくる悪戯子悪魔の声。
耳にする限り、なんだか笑いをこらえているような様子で……というか、布か何かにくるまれているようにこもった声だけど……
あと、なぜか足元からその声が聞こえてくるような……?

「あーはっはっはっは!! 今の顔、涙まで流して感動の再会!!? ぷくくっ、もう最高! 傑作だわー♪」
「っ!!? きゃああああああああああああ!!!!?」

いきなり大きくスタートが持ち上がり、思いっきり勢いよく飛び出してくるベル。
そのいきなりであまりのことに、我を忘れてありえないくらい大きな声を上げてしまい……直後、外で待機していたらしい使用人の皆さんに弁解するのに苦労したのは、言うまでもないかもしれない。






「なーによー、私嘘なんて一言も言ってないかんねー」
結局、色々と聞いてみればいつものベルの悪戯。
……確かに目の前の人の本当の名前が『ルーク・D・レヴァーディア』だと言うのなら、『ルディ・レビオ』なんて人は存在しない。
それに、数年の間彼の姿を見ることができず、レヴァーディアの当主様が言っていた『都合』とやらの意味も理解できる。
……レヴァーディアも、家に婚約相手である彼がいなかったんだ。 それも、5年以上前から。
「家出したのは同じ理由だ。 勝手な婚約に嫌気がさして、飛び出した」
「……ルディ……じゃなくて、ルークもそうだったんだ」
「ま、余計な手回しされたくなかったから、結婚式までには帰るなんて手紙を何度か送るようにはしてたけどな」
「……はぁ、なるほど……」
定期的に手紙が来て、規定の日までに帰るというふうにしておけば、送られた側もある程度は安心して無理に捜索しようとすることも少なくなるかもしれない。
……たとえその手紙の内容が、全て嘘だとしても。
「……本当に帰る気だったんですか?」
旅の中で時々漏らしていた言葉やさっきの口ぶりからは、とても素直に帰るつもりだったとは思えない。
それこそ、期限が来てもそのまま逃げ続けるつもりだったようにも聞こえるのに……
「そりゃな、最初は結婚なんざどーでもいいって思ってたよ。 けどその日が近付いてみれば、相手がどんなヤツだったのかが気になってな」
「そんでこっそり忍び混んで顔見て行こうって事になったのよ」
「警備の”クセ”は俺んとこ(レヴァーディア)と同じようなもんだったからな、忍びこむのは簡単だったよ」
「んで、あの日に至るってワケ。 ……ま、結局二人とも似たもの同士だったってコトじゃない?」
そう言いながら、やれやれと肩をすくめるベル。
……確かに、それが本当ならなんだか気張っていたのがばかばかしくなるような展開だ。
でも、さっきの言葉はとても嬉しいものであるように感じられた。
だって、実際に相手を見て結婚を受けるために家に戻ってくれたって事だから……それは、結婚相手として文句はなかったってことだよね。
「ま、なんにせよ今更言うことなんて一つだけだろ? お互いにな」
いつものどこか無邪気な笑顔を浮かべながら、そう口にするルーク。
そう、今日この顔合わせの目的はただ一つだけ。
それらを全て承知の上で、二人で揃って口を開き、同じ言葉を口にする。

『結婚しよう』

……もう、他に言葉なんて必要なかった。
親に決められたとか、そんなこともどうだっていい。
今はただ、舞い降りたこの幸せな時間に浸っていたい……それだけが、全てだから。
「……やれやれ、これで私もよーやくあきらめがつくよ……」
――そう思ったけれど、目の前にいる個悪魔はそれを許してはくれなかった。
無視したっていい、そう思える程の気分だったけれど、その人事はとても聞き捨てられるものではなかったから。
「ベル…それって……」
「あちゃ、聞き流してほしかったのにな。 ……ま、いいけど」
ふぅ、と一つ溜息をついてから、いつになくしんみりとした笑みを浮かべて何かを語り出すベル。
……正直なところ、なんとなくだけど彼女の気持ちは察していた。
だから、これだけはこの耳で聞いておかないと……そう思えた。
「ルークと会ったのって、たまたま私の封印が解けた時に、近くにいたってだけだったよね」
「そうだったな。 シュヴァルツヴァルトで拾ってきた石がベルを封じていたもので……その力が失われる瞬間に、たまたま立ちあったのが俺だった」
「数百年に渡る封印で大きく力を失っていた私は、身を護るために彼について行くことに決めた。 かつては魔王なんて呼ばれていたけれど、情けない話だわ」
……それは、旅の間にも一度聞かせてもらった事のある話だった。
冥き森の魔王、シュヴァルツヴァルトのアグレシア。
アルティア様が生きた時代に、多くの人々から畏怖されていた大悪魔(アークデーモン)
今の小さな姿からは想像できないけれど、自信たっぷりに語っていたあの時の表情に、嘘はなさそうだった。
……アグレシアという名前があるにもかかわらず、今ベルと名乗っているのは、今の弱い姿とかつての『魔王』を、むやみに結び付けられたくないから……と言っていた気がする。
「最初はそんな意識してなかったけど、なんだか時間が経つにつれて気にいっちゃってね。 人間と悪魔……なんてありえないって思って、黙ってたけど」
「……」
「だからさ、あんたの事は気に入らなかったよ。 何もしなくても、彼と結ばれる事が約束されたあなたは」
「ベル……」
……そういえば、最初から彼女はあまり好意的とは言えない態度でいた気がする。
気持ちは分からないわけじゃないけれど……でも、今それを言われても、自分の気持ちは否定できない。
だから、ただ申し訳ないばかりで……
「だからってねぇ……」
「え?」
なんて考えていると、ベルが急に起こったような表情で迫ってきた。
なにがどうなっているのかわからずにあわてていると、さらに捲し立てるように口を動かし始める。
「それで遠慮なんてされたら余計に惨めだってのよ!! もっとどーどーとしてバージンロード歩かなきゃ容赦しないわよ!!!?」
「ふ、ふぇ……」
……つまりは、そういうことらしかった。
……そうだね、自分がベルの立場だったら、きっと変に気を使われる方が辛いし、悔しいかもしれない。
そっちの方が、余計に自分が負けたんだなーって思い知らされるような気がするから。
そう思ったその時だった。
「ははははっ! なるほど、どこまで行っても俺達は俺達ってか!!」
突然、大きく笑い始めるルーク。
思わずベルと一緒になって、彼の方へと目を向けてしまう。
きっと、今は二人揃ってキョトンとした表情でいるんだと思う。
「真面目に愛を語るなんてガラじゃないよな。 ドタバタしてるくらいが俺達らしい」
それでも構わず続ける彼に、自分達も思わず笑いがこみ上げてくる。
なんだかさっきルークと交わした一言も恥ずかしいものに感じられて……
今更、気取るような事はなにもないのにね。
「で、だ。 結婚式のコトだが……最後まで、俺達らしくやってやろうと思わないか?」
……そして、コトはまた彼の一言から始まるのだった。





――数日後、結婚式当日。
両家の親族に囲まれる中で、お父様に手を引かれてバージンロードを歩く。
幼い頃には憧れ、婚約が決まった後には疎ましく思い―――そして、この数日間は夢にまで見るほど思い焦がれたウェディングドレス。
ルークの待つ壇上へと、純白のそれを纏って、一歩、また一歩と進んでいく。
ここに至るまで、本当に色々な事があったと思う。
でも、素直に運命に従っていただけだったら、こんな気持ちでこの場所を歩く事はできなかったのは考えるまでもない事で……あの旅を、後悔する事は決して無い。
――そう想いを馳せている間に、祭壇の前へと到着する。
一度お父様と例をして、壇上から手を伸ばすルークの手を取り、その隣へと足を移す。
お父様が、花嫁で在る私をルークに引き渡す……これは、その儀式。

神父様から祝福を浮け、共に誓いの言葉を口にし、互いの指にマリッジーリングをはめる。
……表面上は静かに取り繕っていたけれど、それらの式行事が過ぎていく時の中、幸せで胸がはちきれそうになっていた。
神父様の口から”誓いの口付けを”という一言が聞こえ、目の前を覆っていたベールがルークの手で上げられたその時……目を、ベールでは無い別のものが覆うのを感じられて……
それが、自分の涙だと気付いた時、彼の唇が触れ、その瞬間には、もうその涙を止める術なんて、どこにもなかった。



幸せな気持ちのまま、部隊はガーデン・パーティへと移る。
どこか気持ちのいい音楽が流れはじめ、見回してみれば踊り始める人もちらほらと。
そんな中で自分もルークと踊って、適当な頃合いにケーキカットを。
ここまでは、式のために用意されていた演出に従ってきた。
……もちろん、それだけでも十分に幸せで、ずっと嬉し涙をこらえていたほどだったけれど……
「さて、いくか」
ブーケトスの段階になると、ルークがぽんと肩をかるく叩いてきた。
ここで何をすればいいのか、もう全て打ち合わせている。
それに答えるようにこくりと小さく頷くと、誰にも聞こえないような小声で、ある呪文を唱え始めた。
「―――……――…    そーれ!!」
そして、そのまま思いっきり背後へと投げ上げたブーケは、リボンをなびかせて高く舞い上がっていく。
列席していた女性の内の何人かが、それを手に取ろうと駆け出すような足音が聞こえてきたけど……
――ごめんなさい。
「っ!!? きゃあああああ!!?」
「な、何だ!?」
背後から、いろんな人の叫び声が聞こえてきた。
それはそうだろう。 だってそのブーケには、前にカネモリさんからもらっていた煙幕が仕込まれていたんだから。
あの時は、持っていれば何かの役に立つかもとルークが余分にゆずってもらっていただけだったけど、まさかこんなところで使う事になるなんて思ってもいなかった。
……ブーケに忍ばせていた導火線に火をつけたのは、『プチ・ブレイズ』という小さな火種を作るだけの基本魔法。
どんな弱い魔法でも、使いようだよね。
「ごくろーさん、警備は予定どーり散らしといたから、逃げるなら今のうちよ」
と、そんな煙の中をどこからともなく飛んできてそう口にするベル。
彼女の魔法である”シャドウ・サーヴァント”は、影の精霊をほんの短い間召喚する呪文。
姿だけなら魔物にも見えるそれを使って警備の人を誘導して、道をつくる。それが彼女の役目。
しばらくすれば消えるから、敷地内でちょっと騒ぎになるくらいですむと思う。
「よっし、行くぞ!!」
「はい!!」






お父様、お母様、何度も困らせる親不幸な私をお許し下さい。
でも、私はもっと外の世界を知りたい、もっと色んな人と会ってみたい。
それも、ただ外へ出るだけじゃなくて、一人の支援士としての旅をして、自分の足で世界を見たい。
この想いは、ルークも一緒だと言ってくれました。
安心して……なんて身勝手な言葉かも知れないけど、何年か経ったら必ず帰ります。
お手紙も、月に一度はお送りします。
だから、それまで私達の帰りを待っていてください。
それでは、またいつか。

                                            アルマ・C・セレスタイト