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1995年のコミックマーケットに出品した「魔技武道」を改変した内容です。
当時の雰囲気を残すために、「はじめに」や「あとがき」をここに残しています。
ルールの内容そのものは随時メンテナンスされているため、出版当時のものではありません。
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*魔技武道
**はじめに
■ 3 名前: なゆた :2001/07/14 04:01:36
この本は、拳が炎をまとい、気合とともに身体能力が向上し、打ち付ける打撃は人間を陵駕する破壊力を持つ、肉体を極限まで鍛え上げ、振るう剣は「気」を纏う--そういったキャラクターをRQでプレイしたい方々に贈る、追加魔法ルールです。
この挑戦はプレイヤー達がグローランサに強力な武道家を登場させたいと望んだことから始まりました。RQの呪文は戦闘の補助の役割は果たしますが、その魔術は効果的にもビジュアル的にも「魔法を使ってから戦闘をする」というものです。私は集中して呪文を唱えながら紡ぎ出すいかにもな「魔法」も好きですが、瞬間的なきらめきのある「一撃必殺」な技も大好きです。
自分のマスターでは特殊な技能をいくつもつくって対応していますが、これは一般には繁雑すぎたり書式にはできないものでした。そこで東方に存在する独立した魔術体系としてこの形にまとめることにしたわけです。
戦闘面では強力ですが、学習の困難さ、MP消費量の多さ、呪付・召喚系魔術の不在、戦闘以外の補助的な魔術の排除といったデメリットでバランスを取っているつもりです。熟練したマスターと、少なくとも呪付と召喚のルールをきちんと使えるプレイヤーがいないと、他の魔術体系が色あせてしまいます。しかしそのスピード感と刹那的な快感はそのデメリットをカバーするだけのものがあると思っています。
どうぞグローランサで魔技武道を楽しんでみて下さい。
**用語の解説
***同時ロール
1回のD100ロールを複数の技能に適用すること。技能の成功率は別々に判定する。例えば80%の技能と10%の技能の同時ロールなら、出目が20で80%の技能は成功、10%の技能は失敗。出目が7なら80%の技能は効果的成功、10%の技能は成功、となる。
***複合ロール
複数の技能をひとつの技能としてD100をロールすること。成功率はもっとも低い技能にあわせなくてはならない。80%の技能と10%の技能の複合ロールは両方の技能が10%であるものとして判定する。3つ以上の技能の複合ロールも同様である。
***訓練の上限値
ルールで規定されている「STRとCONはSTR、CON、SIZのもっとも高い値までしか訓練できない」「DEXとAPPは本来値の1.5倍までしか訓練できない」という最大値のこと。
**あとがき
現在この文を書いているのが1995年8月19日23時。まあよくあることだが。
さて、このサプリメントは当初「グロランサでヴァンパイア・ハンターをやろう」というのが企画だった。しかし私はヴァンパイア・ハンターをやったこともなく、資料からデータを起こそうとしてもそううまくはいかない。しかたなくこういった装丁となった次第である。
だけれど受けを狙わないサプリメントとして作ってよかったと思っている。「ほんとに使うのか?」と疑問をもたれる方やあきれられる方も多いだろうが、私のグロランサキャンペーンはすでにキャラクター達も英雄といってよい状況まできている。ちょっとRQの基本のバランスではないが、グロランサの英雄戦争には耐えうるシステムだと思う。
この本を作るにあたってはプレイヤー諸氏から非常に多くのご助力をいただいた。特にサンプルキャラクターを作ってルールのバグを教えてくれた“ののの”氏、一読して放り投げながらも助言をしてくれたしてくれたムラー氏、そして現在私の横で印刷製本を手伝ってくれているM平氏には、こころよりの感謝を捧げたい。
みなさんが雄叫びをあげながら魔技武道を使ってくれるのを楽しみにしている。それが何よりの報酬である。
ルーンクエストサプリメント 魔技武道
1995年8月19日 初版発行
著者 なゆた
発行 ごくりくらぶ
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1995年のコミックマーケットに出品した「魔技武道」を改変した内容です。
当時の雰囲気を残すために、「はじめに」や「あとがき」をここに残しています。
ルールの内容そのものは随時メンテナンスされているため、出版当時のものではありません。
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*魔技武道
**はじめに
■ 3 名前: なゆた :2001/07/14 04:01:36
この本は、拳が炎をまとい、気合とともに身体能力が向上し、打ち付ける打撃は人間を陵駕する破壊力を持つ、肉体を極限まで鍛え上げ、振るう剣は「気」を纏う--そういったキャラクターをRQでプレイしたい方々に贈る、追加魔法ルールです。
この挑戦はプレイヤー達がグローランサに強力な武道家を登場させたいと望んだことから始まりました。RQの呪文は戦闘の補助の役割は果たしますが、その魔術は効果的にもビジュアル的にも「魔法を使ってから戦闘をする」というものです。私は集中して呪文を唱えながら紡ぎ出すいかにもな「魔法」も好きですが、瞬間的なきらめきのある「一撃必殺」な技も大好きです。
自分のマスターでは特殊な技能をいくつもつくって対応していますが、これは一般には繁雑すぎたり書式にはできないものでした。そこで東方に存在する独立した魔術体系としてこの形にまとめることにしたわけです。
戦闘面では強力ですが、学習の困難さ、MP消費量の多さ、呪付・召喚系魔術の不在、戦闘以外の補助的な魔術の排除といったデメリットでバランスを取っているつもりです。熟練したマスターと、少なくとも呪付と召喚のルールをきちんと使えるプレイヤーがいないと、他の魔術体系が色あせてしまいます。しかしそのスピード感と刹那的な快感はそのデメリットをカバーするだけのものがあると思っています。
どうぞグローランサで魔技武道を楽しんでみて下さい。
**用語の解説
***同時ロール
1回のD100ロールを複数の技能に適用すること。技能の成功率は別々に判定する。例えば80%の技能と10%の技能の同時ロールなら、出目が20で80%の技能は成功、10%の技能は失敗。出目が7なら80%の技能は効果的成功、10%の技能は成功、となる。
***複合ロール
複数の技能をひとつの技能としてD100をロールすること。成功率はもっとも低い技能にあわせなくてはならない。80%の技能と10%の技能の複合ロールは両方の技能が10%であるものとして判定する。3つ以上の技能の複合ロールも同様である。
***訓練の上限値
ルールで規定されている「STRとCONはSTR、CON、SIZのもっとも高い値までしか訓練できない」「DEXとAPPは本来値の1.5倍までしか訓練できない」という最大値のこと。
**あとがき
現在この文を書いているのが1995年8月19日23時。まあよくあることだが。
さて、このサプリメントは当初「グロランサでヴァンパイア・ハンターをやろう」というのが企画だった。しかし私はヴァンパイア・ハンターをやったこともなく、資料からデータを起こそうとしてもそううまくはいかない。しかたなくこういった装丁となった次第である。
だけれど受けを狙わないサプリメントとして作ってよかったと思っている。「ほんとに使うのか?」と疑問をもたれる方やあきれられる方も多いだろうが、私のグロランサキャンペーンはすでにキャラクター達も英雄といってよい状況まできている。ちょっとRQの基本のバランスではないが、グロランサの英雄戦争には耐えうるシステムだと思う。
この本を作るにあたってはプレイヤー諸氏から非常に多くのご助力をいただいた。特にサンプルキャラクターを作ってルールのバグを教えてくれた“ののの”氏、一読して放り投げながらも助言をしてくれたしてくれたムラー氏、そして現在私の横で印刷製本を手伝ってくれているM平氏には、こころよりの感謝を捧げたい。
みなさんが雄叫びをあげながら魔技武道を使ってくれるのを楽しみにしている。それが何よりの報酬である。
ルーンクエストサプリメント 魔技武道
1995年8月19日 初版発行
著者 なゆた
発行 ごくりくらぶ
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