第3話:
キャラクターズ
バクルーン
男。20歳ぐらい。STR17↑SIZ15APP14栗茶の髪、栗茶の目。エロ魔人。たぶん戦士。たぶん悪人。カルト表記なし。
新ペの他にカルマニア語も話せてた。
ニス
女。20前後?。SIZ14APP15↑。バクルーンの女?細身細面。ウエストとか二の腕とか細い。たぶん重量SIZが11とか。腰下までのプラチナロング。空色の瞳。
ちょっとキツい感じの顔立ちだが、物言いは柔らかかった。動作も品があるので育ちがよい?
新ペの他にカルマニア語も話せてた。
であったときの服装は濃紺半袖の裾の長くて狭いワンピース。カルト表記なし。胸元に高そうなネックレスとか手首にチェインとか。
メルリース
カルマニアのメスティス商店がグッドショアに開いている支店の女主人。40歳前後か?パヘロではなくルナー風のトーガを着ていた。
エティリーズの信徒と思われる。
ログ
ともかく宿にとって返したリネルとレン。敵かもしれない人物がいたからには、研究所までの道のりお金を稼ぎながら進むなどという悠長なことはしていられない。
しかし、船に乗っていくには手持ちの金が足りない。
そこでしかたなく(?)マスターの荷物に入っていた宝石を売り払うことに。
ついでに安い船に違和感なく乗る為に古着なども買いそろえようということになった。
言葉の通じる案内人のマルクを呼び出し、待つこと110分。
(その間、リネルは趣味なのでスクワットやシャドウコンバットキックなどして体を鍛えている。レンはそれを見て眉間にしわを寄せている。リネルはレンは鍛錬がキライと認識。)
マルクに両替商と服屋に連れて行って欲しいと依頼し、まずは西方語の看板もある両替商へ。
6コあるうち、リネルに価値のわかるものは、やわらかい布にくるまれたエメラルドの付いた指輪で1000ルナーほど。
それを見せたところ、もっと大きな店でないと換金できないと言われて系列の大店、メスティス商店へ行くことになった。
(断ったら犯罪者みたいだし)
御用達馬車で高級商店街へ入り、倉も警備も完備の建物へ入って一室に通されると、赤と黒のローヴを着た女性が現れた。
メスティス商会グッドショア支店管轄のメルリースさんというらしい。
見た目商人ぽくなくて、まるで貴族のような人だった。
全部の宝石を見せると、裏で何か調べさせている様子が見受けられたりとなにやらものものしくなったものの、盗難品でないと判ってもらえたらしく換金してくれることになった。
しかし額が多いので7日かかるとのこと。泊まって行かれてはと勧められたが、お忍びなのでと言ってご遠慮させてもらうことに。
さらに出来るだけ早く北へ行きたい旨を伝えたら、船のパスと現金という形で換金してはどうかと勧めてもらった。
それならばすぐに手配できるということなのでお願いし、船着き場で見せると優先枠を確保してくれるというメスティスチケットと200ルナー&50ホイールにしてもらった。
結局、商店の船に乗るならば古着を整える必要もなくなり二人は宿に戻った。
夕飯の時から、レンがお金を欲しがりはじめる。
飲みたいときに飲んで食べたいときに食べたいのでお金を手元に持っていたいだのとリネルにくってかかった。
レ「金が入った途端、締まり屋になりやがって!」
リ「お金無いときは締まり屋になれないでしょ!」
が、スルー。
翌日。
朝から6度目の挑戦にして魔法を成功させたリネルがへとへとしている窓辺の下を、大勢の人々が駆けてゆく。話を聞くと、パレードがあってそれを見る為のいい席を取るためらしい。
今日は祭りなのだ。
色々な宗派が辻説法を行い、物売りがあふれ、妖しげな仮装をした人々が道にあふれかえっている。
(ハゲカツラとか猫耳とか前にも後ろにも顔とか背中に月を背負ってたりとか胸丸出し一枚布とか)
この中なら敵にもばれずにいられるだろうと、祭りを見ていくことにした二人はそのへんで祭り限定仮装を買い込み紛れ込んだ。
(レン、リネルから小銭をせびり、赤い蝙蝠のお守りを扱う物売りから小さい蝙蝠のおまもり購入。)
日の出と共にグラマーを出た山車(御輿?)が通りかかるというので観覧。
太鼓の音が鳴り響き、皆が静かになってゆく。その中を思い白い固まりに見せたものと顔の黒い半裸の男が俯いて歩いていく。(意味はわからない)
その100mほど後ろから歓声と共におねーちゃんたちの水芸軍団がやってくる。莫大な量の水を撒いているのに、地面はぬかるんでいないのが不思議で。パルルが言うには精霊使いの精霊なので戻っているらしい。
(レン54%水没。リネル99%水没)
そのあとからは花びらで出来たドレスを纏ったおねーちゃんたちが、そこらの人々にお布施?をもらい、種のようなものを渡していっている。手に取ると花が咲くらしい。
歩きつつダンスをしていく彼女らに人々はセンセーラと呼びかけているが、リネルたちには何のことだかは判らない。
バックダンサーズが続き、道路が花びらで埋もれていく。花の爽やかな良い香りがそこいらを満たし、その中をどうやらルナーを象徴する人々が通っていく。(やっぱりよくわからないが)夕方には戻っていくらしい。
リ『楽しいけど…マスターがいたらいいのになぁ』
リネルには不思議なことに、祭りの間中もめ事に巻き込まれなかった。(マスターがいないからか!?)
ちかくでドラゴニュートのしっぽとやらを売っていた者がお縄になったくらいだ。
(レン、リネルから小銭をせびり宮殿の味スペシャルステーキを二切れ購入。一センチ角くらいの肉で鶏系の脂ののった美味な肉だった。ぬーとるりんとかいうものの肉らしい。二切れ食べるのかと思ったら一切れはリネルによこした。)
レ「充分楽しんだか?」
リ「う、うん(いや、キミが楽しそうだよ…。)」
郷土品的な扱いでサボテンやワインも売っていた。
リ「わ!サボテンだってめずらしい!すごい!(これって食べられるんだったよね~)」
レ「サボテンか買おう」
リ「いやいや、旅の最中なんだからちゃんと世話できないでしょ!?かわいそうだよ、やめようよ」
レ「うるさい、かうったら買う!」
リ「あっちのワインなら買っても良いから!」
レ「じゃあ金をよこせ」
リ「しょーがないなぁ!」
(レン、リネルから小銭をせびり、だが、サボテンを購入)
リ「えーっ!?」
レ「ワインも買うから」
リ「え?あれ?」
(レン、リネルから小銭をせびり、ワインを購入)
宿に帰ったレンは窓際にサボテンを置いてやたらと満足そうだった。
リ『そんなにサボテン好きなのかー…へんなやつ。マスターだったら…どうしたかなぁ…』
翌日。
珍しく一度で魔法がかかったこともあってご機嫌なリネル。レンに言われてサボテンを腰に装着することになってしまった。
リ「お気に入りなら、ちゃんと自分で持てばいいのに!」
さっさと船を手配しようということで船着き場へ向かいチケットを見せると、出来るだけ早く用意するので待って欲しいと言われ待つことに。
と、一昨日街中で見かけた、マスターの鎧を着込んだ男がこちらへ来るのを発見!
隠れて様子を見る。パルルの魔法眼では維持魔法がかかっていないのでやつは魔術師ではないのではないかということだ。マスターを倒したやつとは違うのかもしれない。しかし彼は北へ行くとのこと、方向が同じっぽい。
レ「正式な決闘を申し込んだらどうだ?」
リ「何言ってんの、何処が正式なのよ!?」
敵の仲間でなくとも鎧と剣を持っているからには少なくとも何か知っているはず。敵だったときの為にレン(マスターの身体)は隠れ、リネルが話しかけてみることになった。話が通じないようなら実力行使だ。
リ『あー…水際なんかにいる…鎧って重いもんね…突き落としちゃ駄目かなぁ…でも、それって悪だよねぇ』
男はヘルムを被っていない。そういえばとリネルは思い出した。マスターのヘルムはマスターの頭が吹き飛んだときになくなったのだ…。
男は20代くらいの茶髪茶目だった。
リ「あの!伺いたいことがあるのですが(カルマニア語1/2)」
男「……?」
数十秒経過
リ『言葉通じないかな…やっぱ沈めるかなー?』
男「…ああ、お前女だったのかー!」
リ「…!…」
男の言った言葉は過去マスターの言った言葉とまったく同じだった。
リ「そうですが、なにか!?」
リネルは混乱し、受け答えが丁寧に(笑)
男「…お前のことなど知らないぞ」
リ「その鎧は何処で手に入れたんですか!あと、その剣!!」
リネルの大声に周りの人々が注目。
男「……わかった。話は聞いてやろう、付いてこい」
そういって歩き出す男。リネルは彼に付いていくことにした。
遠くで隠れて動向を見守っていたレンは、男とリネルが自分の近くを通り過ぎていくのを目撃。
レ「なにやってるんだ、あいつは!」
男が邪悪に微笑んでいるのまで見えてしまったレンはストーキング開始。(神ストーキング☆)
男は宿に入っていく。一階に食事処があるタイプの宿でしかし男は部屋を取ろうとしている。
リ「話すならここで良いでしょ?」
男「ひとがいると困るだろう」
リ「なんで?」
男「ついてこないならいいけどな」
すたすたと上がっていく男。自分勝手について行き慣れているリネルはついていく。
リ『こっそり殺るなら路地裏だよね…?…まぁいいか』
リ「その鎧を下さい」
男「買うのか?いくらだ?(窓を開け窓際に腰掛け手団扇であおぎつつ)」
リ「んー…50ホイール!」
男「嫌だよ。これがいくらするのか知ってるのか?一万は下らないぞ…。ああ、あちぃな、水、もらってきてくれ」
リ「はーい」
リネルは自分勝手に命令され慣れて以下同文。
リネルが下に降りると、ぽつんとレンが座っていた。
男とリネルを追いかけてきたはいいが、宿で言葉が通じなくて宿の人に通訳を連れてくるからと座らされたのだ。(レンには判らないのだが)
リ「…隠れてろって言ったのにっ!(怒)」
レ「なにしてんだ、おまえ」
リ「お水、くみに来たのよ。ちゃんと隠れててよ!」
なんだかんだの言い合いの後、レンに男の隣の部屋を取らされるリネル。
リ「いいからちゃんと隠れててね!」
リネルが水を持って扉を開けると、鎧と剣はあるが男がいない。
リ「せっかくお水持ってきたのにっ!!」
と、口を塞がれひょいっと持ち上げられるのを感じた。
リ『あ、お水がっ!この!』
コップアタックはかわされ、とすんとベッドに乗せられた。リネルは会心の蹴りを繰り出すが、それもとても綺麗に捌かれた。
リ『お、巧いじゃん!』
男「どうやって手に入れたのか聞きたいって?」
リ『うんうん』
男「歩いてたら、落ちてたんだよね」
リ『そうなんだー?』
話しかけられるのでついつい反応してしまう。
男「倒れてるとこを見たんだけど、女だと思わなかったんだよねー。女だったら助けておけば良かったよ、ごめんなー」
などといいつつ、リネルの返事の隙をついて手を出してくる男。どうやら目的はそういうことらしい。
リネルは男に殺意がないので困ってしまった。
自分を殺すつもりが無いなら、鎧と剣を自分+50ホイールにまけておいてくれないかな~とか、手練れだし手業もたいしたものだけど最中に油断してたら殺せるかな~でもそういうのは悪っぽいなぁ~とか、このひとちょっとカッコイイし強そうだし慣れてそうだしはじめての相手としてはわりかしいいんじゃない?不可抗力なら仕方ないかなぁ、殺されるよりずっとマシだし。落ち着けば交渉がまともに出来るかもしれないし、などなどと。
しかし。
船の時間に間に合わないのは困るし、なにより自分の所為でマスターのかけた魔法に何かあっては困るのだ。ひいてはマスターに何かあるかもしれないのだから。
なので、こまりつつも男の手をすんでの所で捌いていく。いつもの鍛錬がものをいう。だがこちらにも殺意がないので男の手から抜け出すには決定打に欠ける。
と、扉が開いた。レンだ。
リ「もがもがー!!(隠れてろって言ったろ、この野郎っ!!)」
レ「…で、返してもらおうか」
男「なんだ、美人局か」
リ「チガウからー!(>△<)」
レ「(鎧をさして)人のものを勝手に奪いおって」
男「いや、俺のものだ」
リ「(剣を指さし)一万!(鎧を指さし)一万!合わせて二万、じゃあ、予約で!言ったからね、よそに売っちゃ駄目だよ!」
男はまぁいいか、というようなリアクション。
リ「お兄さんこれからどこいくの?」
男「北、かな」
リ「またあえるよねぇ?」
男「わかったわかった」
リ「じゃあ、お金集めておくねー!」
レンはリネルの首根っこを掴んで引きずっていく。
リ「隠れてろって言ったのに、出てきて何かあったらどうすんのよ!レンの莫迦!」
レ「おまえこそだなぁ!あいつに何かされてたらどうするんだ!」
リ「大丈夫よ、お兄さん私のこと殺す気無かったし!」
レ「……」
レンはその後の道すがらずっと黙っている。どうやら怒っているようだ。
リ「何怒ってるのよ、とりあえずあのひと強そうだし、北に行くって言うし、あのひとに運んでもらうなら安全じゃない。今すぐ手に入らなくったって、お金で済むならそれが一番でしょ?」
レンは無言だ。
船着き場に戻ると、今夜出発の船があると言われ、二人はその船を見せてもらう。平底ではない結構な大きさの二層構造の船だ。
乗船できるというので、部屋に通してもらった。部屋の壁には芸術的な彫り物が施してあり、窓もある。
レ「ん!」
レンが手を出す。
視線を追って、リネルは自分の腰にサボテンがついているのを思い出した。
リ「アンタもしかして…」
先ほどの男とのやりとりで、ちょっと土がこぼれてしまっている。
リ「私がサボテンつけっぱなしだったから怒ってるの!?」
レンは無言だ。
リ「なにそれー!だったら自分で持ちなさいよ!こういうのに巻き込まれたりするから買わないでって言ったのに!もう!」
レンは無言だ。
リ「そりゃあ、預かっておいて気を遣わなかったのは悪かったけど、そんな風にむくれるのはへんでしょー!?」
レンは無言だ
リ「…もう、好きに怒ってなよ!(みみっちい男だわっ!)」
リネルはサボテンを外してレンに渡した。サボテンは部屋の窓に飾られた。
リ『次から外していこうっと!』
港付近で花火をするという話がふれ回られていた。
二人は一度船を下り、食事所で花火を見ることにした。空中に色とりどりの光で絵が出たり、大きな爆発音がしたり…。
パルルが言うには、光の魔法に色を付けてこさえているということだった。
食事を済ませてもまだ花火は続いていたので、船に戻って見ることになった。
空にも、河の水面にも色とりどりの花火が開いては散っていく……。
リ「とりあえず鎧と剣が見つかったし、良かった…♪」
パ「…ホーリーシンボルはなかった…」
リ「え?マスターが持ってたやつ?あのひと持ってなさそうだったけど」
パ「あの金…売ったか!?」←何を見ていたのか!?
と、船に乗ってくる乗客らしき二人が見えた。
一人は尻まで覆い隠すような長いプラチナの髪をしたすらっとした体形の女性で濃紺半袖の裾の長くて狭いワンピースを着ている。綺麗なペンダントが特徴的。
そしてもう一人は昼間の男だった。女性は男に「ニス」と呼ばれている。二人はカルマニア語で喋っていた。
リ「あー!お兄さーん!」
ぱたぱたと近づくリネル。追いかけるレン。
リ「お兄さん、同じ船だったんだ、よかった! おや~いい女連れてるのねー♪」
リネルは男の後ろに回したニスの手が、男をつねっているのに気付いてしまった。
リ「いやいや、そんなんじゃないって!商売の約束をしたの!私はリネル」
女はニスと名乗った。
男「俺はバクルーンだ、よろしくな」
レ「レンだ」
リ「そんじゃあお兄さん、二万の約束、忘れないでね?(レンに)ほら、これで問題ないでしょ?じゃあねー!」
去ってゆく二人をレンが魔法眼で見る。
バクルーンの(というかマスターの)剣と鎧、ニスのペンダントが光って見えた。
パ「そんなことより、ホーリーシンボル~!!今だったら買い戻せるかもしれん!」
リ「あ、あ!そうか!バクルーン~!!」
次回ホーリーシンボルの行方を聞くところから!
- おお、コミケが終わったらログが出てきたw おもしれえwww -- (なゆた) 2009-08-26 18:07:58
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