キャンペーン > 主従 > 20090801

第4話:


キャラクターズ

バクルーン

男。20歳ぐらい。STR17↑SIZ15APP14
栗茶の髪、栗茶の目。エロ魔人。たぶん戦士。たぶん悪人。カルト表記なし。
新ペの他にカルマニア語も話せてた。

ニス

女。20前後?。SIZ14APP15↑。バクルーンの女?
細身細面。ウエストとか二の腕とか細い。たぶん重量SIZが11とか。腰下までのプラチナロング。空色の瞳。
ちょっとキツい感じの顔立ちだが、物言いは柔らかかった。動作も品があるので育ちがよい?
新ペの他にカルマニア語も話せてた。
であったときの服装は濃紺半袖の裾の長くて狭いワンピース。カルト表記なし。胸元に高そうなネックレスとか手首にチェインとか。

メルリース

カルマニアのメスティス商店がグッドショアに開いている支店の女主人。40歳前後か?
パヘロではなくルナー風のトーガを着ていた。
エティリーズの信徒と思われる。

ログ


■バクルーンの鎧とバスタードソード、ニスの首飾りが魔法眼で光って見えた。
■レンは仏頂面

花火の終わった夜の桟橋。篝火とランタンに照らされてかすかに揺れるたくさんの船。
その中の一艘、平底ではない二層構造のカルマニアの船。客室は上の層で、上位カーストと下位カーストに分かれている。

お向かいの部屋だったバクルーンとニスの部屋にあわてた様子で声をかけるリネル。
なにしろ船が出港するまでにマスターの聖印の有りかを聞き、取り返さねばならないのだ。
 リ「先ほどのリネルです!バクルーンに用事があるんです、出してくださーい!」
 二「どうかさないました?」
ニスがドアを少し開く。バクルーンは窓際で外を警戒していた様子。
 リ「あーえー…っと、バクルーン!出てこないとここで言っちゃうよ!?」
 二「大丈夫ですよ。お話があるようならどうぞ」
ニスに主武器を預け、部屋へ。(レンもいる)
 リ「この間バクルーンが剥いだ剣と鎧と、もう一つ聖印があったと思うんだけど、何処に売っちゃった?」
 ニ「…あらあら。どういうことなの?(冷ややかな空気)」
 リ「(だいじょうぶじゃないじゃーん!!)いやいや、別にいいんだけどそのっ!聖印の場所がですねっ…(あわあわ)」
 バ「…まぁ、あれはほら、ダンドールのとこだ」
 二「売ったんですね」
 バ「金はもらってないけどな」
 ニ「お二人はそれを取り戻したいんですか?」
 レ「そうだ…(リネルに向かって)…か?」
 リ「鎧と剣はお金を用意したらバクルーンが返してくれる約束なんだけど、バクルーンは行く先が一緒だからいいけどアレをここに置いて行っちゃうと困るんです(多分)」
 二「(バクルーンに)どんな契約です?」
 バ「この船もそんなもんだな」
 二「ではまだ間に合うかも知れませんのでご一緒しましょうか。準備をしますのでちょっとお待ちいただけますか?」
リネルとレンは外に出て待つ。ホッと胸をなで下ろすリネル。ニスは好い人のようだ。
二十分ほど経って出てきたニスは、どっしりした膝下までのマント姿だった。明らかに肩の部分が張っていて、下に鎧を着込んでいるようだ。「お待たせしました」などと言いながら動くとシャリっと金属質の音がする。
 レ「そこまで重装備する必要があるのか?」
 ニ「場所が場所ですので。レン様だけの方がよろしいですかね」
 リ「どうしてですか?」
 ニ「場所が場所ですので」
何処に連れて行くつもりなんだ(笑)
 リ「…何処に行くかまだ聞いていないと思うんですけど…」
 ニ「いわゆる裏町になりますね」
 リ「じゃあ、ご一緒します!」
マスターの身体(レン)をそんなところに一人で行かせるわけにはいかない。
 ニ「あまり品のいいところではないですよ?」
 レ「言うとおりにした方が良いんじゃないか?」
 リ「(このお莫迦っ!)お邪魔にならないようにしますので!」
三人で行くことになった。
 リ「(張本人の)バクルーンは?」
 ニ「まぁ…もめるので」
 リ「……ああ(なっとく)」

街の南側よりの外側、川沿いに行って二股の辺りの風通しの悪い土地へニスは向かった。
彼女はフードを被り髪の毛も隠している。(おそらく女性を表に出さないようにしているのだろう、リネルもそれに倣っている)
レンは整えられていた髪が既にざんばらで充分チンピラっぽいので問題ないようだ。
橋に衛兵が二人おり、その向こう側は繁華街だった。どちらかというと俗悪な方の。
 二「もめ事になったときに助けを呼ぶと逆効果なので、一目散にこちらへ来るか、その場でカタをつけるかしてください」
 リ「はーい(へー、自信あるんだ~強いんだなぁ)」
街へ入っていくと、ニスはレンとのあいだにリネルを鋏むようにしている。視界をカバーしてくれているらしい。
半裸全裸の人々がたくさんいて、狂人のような者もいる。犬猫などの動物もたくさんいる。
屋外の店があったり、入れ墨だらけの人もいる。路地に張られた天幕の飲み屋は中央がロープで囲われ、ストリップショーの真っ最中だ。
夜なのにバザールもあり、リネルには興味深い場所だった。ニスが隠すので殆ど見えないのだが。
 リ『ニス、いい人なんだな~…まぁ、私のことはあんまり気にしなくて良いんだけど…あ、またわんこだ!使い魔だったりとかするのかな~?』
やがてある建物に着いた。
大きめのダブルドアに小窓の着いた入り口があり、値段表のようなものがかけてある。
 ニ「ダンドールにお会いしたいのですが。バクルーンと伝えてください」
ニスがカルマニア語でそう言って小窓に話しかけ、小窓が開いて三分ほど話し、三人は裏へ回ることになった。
吐瀉物などをまたぎつつ、狭い上に暗く湿気た通路に面したドアへ。ニスがノックすると、頭のてっぺんから出たような甲高い声が答え、三人は中へ入った。
部屋は薄暗い。縦長で一番奥にどっしりとした机があり、そこかしこに物が散乱している。
見るからに値の張りそうなモノや前衛芸術的な彫刻、既に形の崩れてしまっている剥製などなどなど……珍しい物でいっぱいだ。
そして机の向こう側で物に埋もれるようにしているちいさな人物がダンドールらしい。魔術光源の光をテーブルの上にだけ当てている。
机の上には人間と思しき首の剥製が乗っかっており、リネルはこっちが喋ったら面白いのになぁと思ったが、残念ながらやはり小さい人物がダンドールだったようで、「バクルーンって言ってたけど、バクルーン老けたな」とレンに向かって高い声で皮肉った。
ニスは適当な挨拶をし、本題を切り出した。
 二「バクルーンから物を受け取ったと思うんですけど」
 ダ「はて、そんなことがあったかな?」
 ニ「どういう取引かわかりませんが、この方たちが返していただきたいということですので、出来れば…」
ダンドールはレンとリネルを値踏みするように見て、「そりゃあ考えんでもないが、どんな話しになるのかね」と言った。
 二「取引とかってなさいます?」
しないことには始まらないだろう。ニスの姉ちゃんが自分を売ってくれれば丸儲けだとダンドールが冗談を飛ばすがニスからは殺気が返るだけだ。
 ニ「(レンが主人ぽいのでレンに向かって)そんなに価値のある物なのですか?」
 レ「正直わからん。奴の主人が大事にしていた物らしい」
リネルにはニスがどんな立場でここにいるのか今ひとつつかめなかったが(悪いと思って連れてきたのか、かわいそうだと思って連れてきたのか)
どちらにしても他人に価値のある物といったら宝石くらいしかないのだ。
 ダ「これはまた捌きにくいモノを…」
了承するかに見えたダンドールは、だが、ニスと話があるという。ニスは別の話だというので部屋を出る二人。
治安の悪いところということでリネルは周囲を警戒している。何処にマスターを倒した敵がいるかわからないのだ。
一方、視界の端を裸足の子どもやブーツの足が通り過ぎるのを見ながら、部屋の中からパチンと平手のような音を聞いたレンは扉に耳をそばだてた。

…それはちょっといくら高値でも、最後の一つだけで充分なのではないですか!?……価値のわからんモノに売っても詮無かろう……それにその件はバクルーンが受けなかったやつじゃから……バクルーン単体では受けなかった件……ニスがいてくれるなら…。

聞いたとおりにレンはリネルに伝える。リネルは最悪、聖印がここにあることがわかっているのなら後でマスターと来るのも有りだと思い始めていた。

やがて二人は部屋に呼び戻され、宝石袋を返してもらった。ニスに促されて外へ出る。
 リ「……で?」
 ニ「モノはアレでいいけど変な案件からめられちゃってるのよね…。あのクソジジイの話に乗りたくはないんだけど」
 リ「バクルーンが受けなかったって話ですか?」
ニスは聖印の価値を「お金にすると魔術的効果で3~5万、政治的尺度で言えば使いようによっては何倍にも」と聞いて(パルルの説明をリネルが話した)、依頼内容の概要をを教えてくれた。曰く、暗殺。
 リ「それは悪いことです!」
リネルにきっぱり言われたニスは悲しそうだ。それによってニスはリネルを純真無垢な子ども(いいすぎか?)と見たようだが、リネルはリネルで困っていた。
元々バクルーンの案件だということで急いで船に戻ったが、謀ったようにバクルーンがいない(笑)

ニスはレンと二人で話があるといい、リネルは部屋を出た。
と、どこからかひとの気配がする。
 リ「もーッ!出て来なよぅ!」
向こう側の一般の人々用の船室のドアがぱたりと閉まった。ニスに気付かれないように状況を知りたいバクルーンが気配を察知させたのではないかと思ったリネルはその部屋へ向かった。部屋の中は二段ベッドが二つあり、下二つがふくらんでおり、一つは無言、一つはいびきが聞こえる。当てが外れたわけだがこういうシチュエーションで無体を働いて失敗した経験があるので「ニス呼んじゃうからね!」と言い残してリネルは部屋を出た。そして少し離れて部屋を伺う。
やがて体重の軽いような足音がして扉が開いた。バクルーンでないなら、敵だ。リネルは扉から出てくる人影に向かって蹴りを放った。
わっ、と可愛らしい声がした。放った蹴りの先にいたのは8歳くらいの子どもだった!
見開いたリネルの目に靴に着いていた砂が入って、幸いにも子どもの頭を粉砕せずにすんだ。
 リ「(またやっちった!)ごめんなさい、ごめんなさい、人間違いしちゃったの!」(あわてているのでロスカルム語)
 子「すいません、すいません、何も悪いコトしてないです!」(新ペローリア語)
目が治ってからよく見ると、身綺麗なペローリア人の子どもだ。そばかす顔でやせっぽちの身体に夜着を着ている。
酷く怯えているようだが(殺す気で蹴りを放たれたのだからさもありなん)ともかく言葉がわからない。リネルはニスを呼びに部屋の戸を叩いた。

一方、時間は戻ってリネルが外に出た後の部屋。
 二「彼がしでかしたこととはいえすみません」
 レ「アンタが悪いわけじゃなかろう」
ニスは仕事の内容を話してしまったら断れなくなってしまうが、バクルーンがいないとなるととても自分が、と言うわけにはいかないと正直に語った。
 レ「正直ホーリーシンボルは俺にとってはどうでもいい。リネルが欲しているなら取り戻したいとは思うが、暗殺などという仕事をおいそれと引き受ける訳にはいかない。仕事一つ請け負って聖印が戻ってくるのであれば、リネルの為にでもやってやらんわけでもないが…暗殺という話を聞くと、なぜだか感情が穏やかでなくなる」
 ニスはレンに仕事を受けるかどうか決めて欲しいという。レンはリネルの気持ち次第じゃないかと答えるが、子どもに責を負わせるわけにはいかないとニスはきっぱり言った。「実力はそうかわらんぞ。奴の主人にかなり鍛えられているようだし」というレンの一言にも「……そういう問題ではないんです……」と、静かな怒りを隠せない。
困ったレンはパルルを呼んで手に乗せ、助言を請うた。
 レ「どう思う?それほど大事なモノなのか?」
 パ「(頷く)」
 レ「…わかった、その件引き受けよう」
インコの意見を採用する男、レン。
ニスはそれでは、と、相手の説明を始めた。相手はろくでなしの部類で場所は先刻のエリア。出身はわからないがちいさなやくざと言える集団に属している存在で、足の着かない勢力として自分たちが彼の暗殺を頼まれた、と。
 レ「その気になったらとっとと行くか」
 二「貴方の戦士としての腕もかなりのものだと思うのですが、厳しい相手だと思いますので…。出来れば打てるべき手を全て」
そういってニスは戦闘戦術上提供可能なものをすり合わせようと提案した。
ニスは回避、レイピア、チェインメイルは逃げるシチュエーションになりそうなので脱いでいきたい、治療は少し出来、若干の守りの魔術と光の魔術の提供が出来ると言った。レンも自分の出来ることを伝える。
パルルはそれならリネルも連れて行ったらいいとレンに言った。レンはニスがそれを望んでいないと説明したパルルは「相手を聞いてからだな」と呟く。
レンはパルルが魔導士の使い魔であることをニスに告げた。
 二「これはその…マギのお供というのは……あなたが?」
使い魔だけが別行動をするというのはムズカシイのだとパルルに聞いて、レンは「訳があるということで」と、自分が魔導士であることを否定した。
ニスが改めて標的についてパルルに説明すると、「それであればいいんじゃないか?」とリネルを連れて行く旨を推した。
 パ「大丈夫、大丈夫。今までリネルは何十人も殺しているし、こういう時の為に鍛えているから」
 ニ「…そうなの…?」(困惑気味)
 レ「あいつは師匠の護衛だったらしい」(*レンの中ではマスターが師匠なのらしい。実際魔導の師匠はパルルです(笑))
 ニ「あまりよろしい方ではないですね…」
 レ「同感なところはある。ただ、幸か不幸か鍛えられているのも事実だ」
そこでリネルの扉を叩く音が響いた。

リネルが子供のことを話そうとニスを見ると、ニスはなにやらかわいそうな人を見る目でリネルを見ていた。
 リ「…!?…ま、いっか、あのね…」
リネルの話を聞き終えたニスが子どもと話して訳を聞くと、バクルーンにニスたちを見張るように言われていたらしい。
自分で見張るタイプの人物だと思っていたのでリネルは驚いた。見張りを立たせて置いたからにはしばらく戻らないつもりなのだろう。
ニスも大変な相手と旅をしているんだなぁと同情がちにニスを見ていたリネルは、こちらを向いたニスに「リネルさんも戦力にということを言われたので」と宣言されてビックリした。「どういうこと!?」とニスとレンを見ると、二人が何故かパルルを見ていた……。
 レ「どちらかといえば、儂らが彼女を巻き込んでしまったような形だからな」(*前まで俺って言ってなかった?)
 リ「そりゃあそうだけど」
それは重々解っている。むしろどうして彼女がここまで世話を焼いてくれるのかの方が理解できないのだから。
いっそ彼女が行ってこいと言ったなら暗殺と言えるかどうかわからないが仕事として殺人を済ませてくるつもりは充分ある。
 レ「まぁ相手はヤクザだと。いや、気が進まないなら俺とニスの二人で殺ってくる」
 リ「え、そんなの困る!だって暗殺だよ?悪いコトじゃない!」(わたわたしていて巧く説明できていないが、マスター(の身体)にそんなことをさせられるか!的なコトが言いたい。)
 リ「ねぇ、ニス、どうしても『暗殺』しなきゃいけないの?」
他の手段ならまったく問題ないのに。相手に気付かれないままこっそり殺すというのはどう考えても悪いことだ。マスターにはさせられないし、自分は出来ればしない方が良いと思う。殺害はいいとして、違う手段でどうにかならないものだろうか。
しかし、ニスはリネルに「したくないのなら来ないで。もし付いてくるのならばたとえ作戦に信条に反するものがあったとしても私に従ってもらう」ときっぱり言った。
リネルはちょっと考えて(『だったら私は降りる』って言わないんだなー。このひと、お人好しすぎる…)了承した。

三人と一羽は裏路地で作戦を立てた。標的のいる建物は二階+半地下、上に二部屋下に二部屋。見張りは常備しておらず、今は表だって警戒していないはず。人数は6人でちょっと使えるチンピラばかり。狙撃可能な位置からねらい打つ算段も立てたが窓の位置などからうまくはいかないようだ。
面白いのは、ニスの行動様式が船を出てから一変していることだった。リネルは『軍人さんなのかな?』と思った。騎士とかいうような称号は彼女のようなひとにふさわしいと。
最終的に、パルルが隙間から屋内へ入って標的のいる部屋を探し、窓の鍵を開け、パルルの飛行で持ち上げることが出来るリネルがそこから忍び入り標的を殺すということで話がまとまった。出来れば相手の部屋から金目のものを盗ってくるようにとの注文も付いた。物取りの犯行に見せる為なのだろう。レンとニスは不都合があったときに下の階に殴り込む役だ。リネルにとってまったく問題ない作戦といえた。
 リ『マスターだったらバーン!でドーン!でズババーンのワッハッハーだったんだろうなぁ…(しんみり)』
しかし、屋内へ入っていったパルルのテレパシーは「猫がッ!」という一言を残して消える。リネルは思ってもみない事態に狼狽するが、幸いなことにパルルは脱出してこられたのだった。
防護と治癒をかけてパルルに再度屋内へ入ってもらい、それらしき人物のいる(眠っているらしい)部屋の窓を開けてもらって飛行のかかったリネルは忍び入った。
毛布を被っていて顔の確認が出来ないが、『違ったらその人の運が悪かったということで☆』と、リネルは首に狙いを定めブロードソードで標的を叩き切った。
めくってみると標的に間違いがなかったが、まだ息がある。放って置いても死にそうではあるが、おやおやとリネルはもう一度狙いを定めて首を落とした。
 リ「よし、完了☆」
リネルは打ち合わせ通り部屋を荒らして金品を漁り、死体からも装飾品をかっぱいでそっと窓を出た。
悪いことは楽で簡単で実入りが大きかったりする!ということの典型のようだ。リネルは顔を覆う布の下でいやらしく微笑を浮かべる唇を引き結んだ。
こういうのはクセになっちゃうからヤなんだよね、と。『悪事、カッコワルイ!』『ダメ。ゼッタイ。』しっかり心に刻まないと、いつでもそっちに流れちゃう。
なによりそれは『マスター』から遠ざかる。
 リ「師匠(センセー)~コレ、御主人様(マスター)には秘密にしておいてねーっ(///)」

別々に姿をくらませ船の近くの路地で落ち合った三人と一羽。
リネルは盗った装飾品類をニスに渡す。まだ船出まで時間があるのだから聖印を取りに戻りたいと言うリネルにニスは勢力圏を出たからと言って油断が出来ないので戻れない、約束は自分が守らせると言ってくれた。
ちなみに渡したのは以下の五品。
  • 男性用トルク(首飾り)
  • 指輪
  • 金貨の入った袋
  • 魔法の指輪(気の精霊呪付)
  • 魔法の短剣
政治などのことはリネルにはわからないのでニスが約束を守らせると請け負ってくれたからには(しかも彼女には本来責任を負う必要などないのだ)任せることにした。
船に帰ると、バクルーンが居た。三者三様にバクルーンに対して怒ったが、レンはニスが彼を怒り切れていないのに気付いていた。
一方、リネルはくわっと目を見開いてバクルーンを指さした。
 リ「もうッ、キミは“バカルーン”だッッ!」
ニスが枕に顔を埋めてくくくと笑いをこらえている。その仕草が可愛らしいのでリネルはそれでいいかと思っていた。

それから何事もなく船は出た。
出港の時には号外の声が飛び交った。スラムの方で暴動があったそうだ。
ダンドールへは伝言者を雇って渡りが付いたらしい。朝には不機嫌なバクルーンに対面することになるかも知れないが、なにはともあれ旅は続く。

北へ…。

(続く)


  • おお!すげぇログだ!!! -- (なゆた) 2009-09-21 20:29:09
  • 『インコの意見を採用する男、レン。』w -- (なゆた) 2009-09-21 20:43:16
  • リネル、悪い娘だったのかw -- (なゆた) 2009-09-21 20:46:58
  • 逆ディオということでw「さすがマスター!わたしたちにできない事(善行)を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!」 -- (OKM) 2009-09-24 10:08:39
  • 善行しろw -- (なゆた) 2009-09-24 12:19:36
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