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*第六話:誘惑
尋問の後、釈放されるヤルトバーン。
ブンターの荷馬車に隠されて旅立つエミーネとフィリシア。
ナノの訪問でエミーネの後を追うアルヨン。
砂漠に引き寄せられ、消えたフィリシア。
***■ 22 名前: Efendi :2003/01/03 23:57:34
第六章 (タイトル未定) 直前追い込みメモ
ヤルトバーンは一通りの尋問を受けた後、釈放される。その後しばらくして、いつものごとく間の悪いアルヨンがルナー政庁府を訪れる。彼は銀貨5枚の賂を官吏に渡して、ヤルトバーンが処刑された、という情報を得、それを事実だと確信する。
エミーネはナノの報告に腹を立て、一睡もできず、ついいつものように朝の身支度をしてしまうが、はっと、アルダチュールへ行くつもりだったことを思い出す。パヴィスを出るに当たって、女祭から変装をするよう勧告を受ける。アルヨンには置手紙を残すことにする。
またも間の悪いアルヨンは、エミーネが旅立ったあと寺院にやってくる。入信者たちのことごとくに怪しまれ、情報を聞きだせずに宿に戻ると、ナノがいた。彼女はアルヨンにエミーネの手紙を渡す。もちろん読めないが、読めると虚勢を張る。幸い、アルダチュール、という地名だけ読める。そして、ピリューとナノで3人で食事をした後、アルヨンはエミーネを追ってアルダチュールへ向かう。
この頃、ヤルトバーンはあてもなく街をうろついている。ニュートリングと石でキャッチボールをする。
エミーネは寺院の手配で魚の干物をサーター方面へ運ぶ行商人、ブンターの世話になる。彼のお蔭でパヴィス脱出は無事に成功。
パヴィス街道の途上、夜になり、エミーネはフィリシアの介護をするが、そこでとんでもない変化を発見する。
さらに次の夜、エミーネは思わずひどい夢を見てしまい、辺りの事態に気付かない。朝起きてみると、フィリシアがいなくなっている。どこに行ったか分からない。
フィリシアは、荒野の真ん中で突然意識を取り戻す。身につけているのは肌着と足輪のみ。なんとなく南に行きたい気がするので、南に歩いていく。
エミーネはブンターと相談し、ブンターが街道の先を、エミーネが後を行ってフィリシアを探すことにする。そうしてパヴィス方面に戻っていくエミーネは、追いかけてきたアルヨンと鉢合わせる。アルヨンに事情を話し、昨夜の宿営地までいったん戻る。ブンターもやはり何も発見できない。ブンターは荷が悪くなるのでこれ以上は同行できないと申し出る。この宿営地を再びアルヨンが捜索すると、鎖をひきずったような跡が南へ延びていることを発見する。まっすぐ歩いていくと、誰かが寝た跡を発見し、フィリシアの南進を確信する。そして翌日、ピリューが地平線上で蠢く影を発見。近づいてみると、フィリシアが蛇を食べているところ。みんなで再会を喜ぶが、ヤルトバーンが処刑されたことをフィリシアが聞くや、遺品を回収するためにパヴィスに戻ろうという。そこで、パヴィス街道へ出るべく、一向は再び北へ取って返す。
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*第六話:誘惑
尋問の後、釈放されるヤルトバーン。
ブンターの荷馬車に隠されて旅立つエミーネとフィリシア。
ナノの訪問でエミーネの後を追うアルヨン。
砂漠に引き寄せられ、消えたフィリシア。
***■ 22 名前: Efendi :2003/01/03 23:57:34
第六章 (タイトル未定) 直前追い込みメモ
ヤルトバーンは一通りの尋問を受けた後、釈放される。その後しばらくして、いつものごとく間の悪いアルヨンがルナー政庁府を訪れる。彼は銀貨5枚の賂を官吏に渡して、ヤルトバーンが処刑された、という情報を得、それを事実だと確信する。
エミーネはナノの報告に腹を立て、一睡もできず、ついいつものように朝の身支度をしてしまうが、はっと、アルダチュールへ行くつもりだったことを思い出す。パヴィスを出るに当たって、女祭から変装をするよう勧告を受ける。アルヨンには置手紙を残すことにする。
またも間の悪いアルヨンは、エミーネが旅立ったあと寺院にやってくる。入信者たちのことごとくに怪しまれ、情報を聞きだせずに宿に戻ると、ナノがいた。彼女はアルヨンにエミーネの手紙を渡す。もちろん読めないが、読めると虚勢を張る。幸い、アルダチュール、という地名だけ読める。そして、ピリューとナノで3人で食事をした後、アルヨンはエミーネを追ってアルダチュールへ向かう。
この頃、ヤルトバーンはあてもなく街をうろついている。ニュートリングと石でキャッチボールをする。
エミーネは寺院の手配で魚の干物をサーター方面へ運ぶ行商人、ブンターの世話になる。彼のお蔭でパヴィス脱出は無事に成功。
パヴィス街道の途上、夜になり、エミーネはフィリシアの介護をするが、そこでとんでもない変化を発見する。
さらに次の夜、エミーネは思わずひどい夢を見てしまい、辺りの事態に気付かない。朝起きてみると、フィリシアがいなくなっている。どこに行ったか分からない。
フィリシアは、荒野の真ん中で突然意識を取り戻す。身につけているのは肌着と足輪のみ。なんとなく南に行きたい気がするので、南に歩いていく。
エミーネはブンターと相談し、ブンターが街道の先を、エミーネが後を行ってフィリシアを探すことにする。そうしてパヴィス方面に戻っていくエミーネは、追いかけてきたアルヨンと鉢合わせる。アルヨンに事情を話し、昨夜の宿営地までいったん戻る。ブンターもやはり何も発見できない。ブンターは荷が悪くなるのでこれ以上は同行できないと申し出る。この宿営地を再びアルヨンが捜索すると、鎖をひきずったような跡が南へ延びていることを発見する。まっすぐ歩いていくと、誰かが寝た跡を発見し、フィリシアの南進を確信する。そして翌日、ピリューが地平線上で蠢く影を発見。近づいてみると、フィリシアが蛇を食べているところ。みんなで再会を喜ぶが、ヤルトバーンが処刑されたことをフィリシアが聞くや、遺品を回収するためにパヴィスに戻ろうという。そこで、パヴィス街道へ出るべく、一向は再び北へ取って返す。
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***■ 62 名前: なゆた :2002/11/16 23:57:47
第六話:この回が、あとで思い返されることになるだろう
ゆるやかな進行とは裏腹に、重要な情報が結構でた回でした。
さて、砂漠で出会ったフィリシアとアルヨンとエミーネ。
簀巻きにしたフィリシアにとどまらず、次回間違いなくエミーネもふらふら南へ歩き始めるぞ。
どうするアルヨン(笑)。対応を考えといてね。
ヤルトバーン処刑。ご愁傷様でした(=人=)ノ☆チーン
***■ 63 名前: azatoth :2002/11/17 10:23:23
そんなに重要だったのか…
おつかれっす。
前半の女子寮編もなかなかサスペンスでしたなぁ。(笑)
がくがくぶるぶる。
***■ 64 名前: Efendi :2003/01/04 00:28:39
アルヨン行動メモ その2-1
#blockquote(){「ヤルトバーン、死んでしまったのか…。」
寂寥感がアルヨンの双肩に圧し掛かる。こんな日は一人でいることには耐えられそうもない。
「そうだ、エミーネ、彼女は元気でいるだろうか。」
足は自然とアーナルダ寺院へと向かっていく。会ってはいけない。だが、会わずにはいられない。すでに、寺院の門番には自分の顔を知られている。ならば、とアルヨンは寺院から出てくる者にエミーネを呼び出してもらおうと画策した。
しばらくして、通いの平信者らしい少女が扉を開けて飛び出してくる。アルヨンはその影に寄り添うようにして、門番の視界の外で少女に話しかける。
「アーナールダ寺院にエミーネという女性がいるはずだが…」
突然現れた男に、少女は驚いたが、ここで隙を見せてはよくないことが起こることだけは直感した。そこで、質問を交わすことにした。
「寺院はあちらですよ。」
「そうじゃないんだ。僕は寺院に入れないんだ。」
「あのぉ、嫌われてるならしつこくしない方が…。」
「身内に不幸があったので伝えたい、それだけなんだ。」
「なら堂々と寺院に行けばいいじゃないですか。」
「そうしたら、そんな人はいない、と門前払いされたんだよ。」
少女は、この人に関わるのはよくないことだと確信した。
「ごめんなさい。わたし、急ぎますので。」
もはやエミーネにも会えないのか、アルヨンはそう覚悟せざるを得ないと思い込まされた。過酷な荒野での逃避行、友の死、得られぬ慰めの上、この少女の冷たい仕打ちにアルヨンは打ちのめされた。
足を引きずるようにして、宿に帰る。自分にわずかの銀子の代償にあてがわれた部屋の戸を、身体を預けるようにして押し開く。夢の中を歩くようだ。そして、お帰りなさい、の声を聞いて、かえって自分はまだ夢の中にいるのだと思った。耳をなぶる優しい声。うなだれた頭を上げると、そこには寂しい自分が求めるものの具現があった。プラムのような瑞々しい唇、葡萄のようなたわわな胸、そして自分を見つめる潤んだ瞳…。
「お帰りなさい。」
「ただいま…、ナノ。」
ということがあったかどうかはエミーネは知らない。}
**■ 65 名前: Efendi :2003/01/04 00:41:41
アルヨン行動メモ その2-2
blockquote(){アルヨンは、夢の具現を前にして、己の衝動の高まりを感じながらも、残った理性のかけらを口の端からこぼしてしまう。
「…ナノ、だけど、君はどうしてここに?」
「何、言ってるんですかぁ。アルヨンさんが、来てほしいって、ここ、教えてくれたんじゃないですかぁ。」
もはやアルヨンは立ち止まっていなかった。掻き抱くべき者の方へと大きく一歩踏み出し、彼女を抱えるように彼女に両手を回し、右手で腰を、左手で右肩を支え、こぼれるような彼女の双眸を熱く見つめる。
「ナノ…」
「…えっと、大事なことを忘れる前に。エミーネさん、アルダチュールに行きましたよ。アルヨンさん、こんなところにいていいんですか? えっと、これ、手紙を預かってます。」
…エミーネ? 誰だっけ、それ。
ということがあったかどうか、やはりエミーネは知らない。}
***■ 66 名前: Efendi :2003/01/04 01:01:16
アルヨン行動メモ その2-3
blockquote(){ナノは預かっていた手紙を取り出そうと、アルヨンの身体からすり抜け、彼の鼻の先に黄ばんだ葦編紙を差し出す。アルヨンがそんなつまらない抵抗を片手で剥ぎ取ろうとした刹那、うつつの声が彼の鼓膜をたたく。
「アルヨン、腹へった。」
「…ピ、ピリュー…。」
:
ナノが階下の酒場から取ってきた大してうまくない料理を、うまくなさそうに食べながら、アルヨンは己の衝動をなだめていた。そうだ、自分には自分を心から好いてくれる、かけがえのない女性がいるじゃないか。エミーネ、彼女は今頃どうしているだろう。
:
市場でサーター方面行きの行商人を捕まえたアルヨンは、それに同乗すると、無言でただひとつのことを考えながら、馬車にゆられて西へと運ばれていった。数日後、地平線の果てからこちらへ駆けてくる者があった。それは自分の名前を呼んでいる。
「アルヨン!」
「エミーネ!」
アルヨンは走っている馬車から飛び降りて、彼女の方へと駆けて行く。そして、自分にとってかけがえのない女性をしっかりと抱く。
すると、エミーネは両手を突っ張って自分からアルヨンの身体を引き剥がし、叫んだ。
「大変なんよ! フィリシアが、いなくなったの!」
「…は?」
フィリシアって、誰だっけ?
このときアルヨンがどれだけ落胆したか、エミーネは知らない。}
***■ 67 名前: 和泉屋 :2003/01/05 22:53:46
小噺?(笑)
こんなに健忘症だったら、アルヨンは
幸せだったでしょう…(笑)
***■ 68 名前: Efendi :2003/01/06 00:04:17
野暮を承知で
自分の書いた文章を解説するのはかっこ悪いなぁ、でも、伝わってないと意味ないなぁ、ということで解説。
ヤルトバーンが死に(んだと思い込み)、エミーネやフィリシアと接触を立たれ、さらにスパイに監視されている(と思い込んでいる)アルヨンはこのとき、人がごった返しているパヴィスでかえって孤独を強くを感じていて、ちょうど『オネアミスの翼』のシロツグさん、発奮する、状態だったと思われます。
で、アルヨンは違う方向にエンジンがかかって、またナノはナノで宿屋に住所を教えられたからといってきてみたりとまんざらでもない感じなので、寂しい男と好奇心旺盛の少女(寂しくはない)が…、ということになるんじゃないかと。
あれは、頭がそっちの方向にばかり行ってて、瞬間的に他の一切を失念している、という描写で、健忘症な訳ではないです。
書いてて、うーん、女性には分からないかもしれないけれど、男性読者諸氏はうなずいてくれるだろう、と一人思ってたんだけど、そうなっちゃうのって、私だけなんでしょうか?
エミーネの〆の台詞は「刻の網」の方に書き込んじゃった。ごめん。
***■ 69 名前: Efendi :2002/12/23 20:04:54
クリスマス・カード
http://elder.secret.jp/img0ch/rq/img/1012677107/519.gif (37KB)
以前、Herowars-ML に、O.K.M. さん描くところのエミーネを紹介したところ、ラリオスの公式設定に関わる David Dunham 氏から(だけ)反応がありました。
しかし、そこに記された文は "I like Emine!" のみ。
さて、どうしようか、とずっと思っていたのですが…、
で、このたびクリスマス・カードを送ってみました。
親愛なるデイヴィッド
メリー・クリスマス、そしてよいお年を
旦はんが言うてくれはった「エミーネ愛してる」、えろう嬉しかったどす。
あても旦はんのこと、そして旦はんの作品、好きやよ。
いつかラリオスにも行ってみたいわ。
お身体に気をつけて。
1621年聖祝期6日 パヴィスにて
(エミーネ)
さて、次なる反応はあるでしょうか?
***■ 70 名前: ののの@葛西 :2002/12/23 23:11:50
sign
カードの右下のうにょ~んと引き伸ばしたサンスクリット文字みたいなのが気になる・・・
これが「エミーネ」のサインでつか?
読めない・・(笑
***■ 71 名前: Efendi :2002/12/24 07:39:49
グローランサの文字
白状すればアラビア文字で、a-m-n-y と書いてあります(必ずしもアルファベットと1対1対応ではない)。
グローランサの文字はきっと想像もつかないものだろうけど、私も書けなきゃしょうがないので、みんなが読めそうも無いやつで私が書けるもので、ということでアラビア文字です。
満州文字、というのがありますが、あれは表音文字で、アラビア文字(直接的にはウイグル語)を借用しているんですが、縦書きにしたことで、ぱっと見すごく新鮮でした。
で、同じことを内のサイトで載せているロスカルムの地図の地名のところで使ってみました。エスロリアは文字的には西方の影響を受けているだろう、ということを言い訳にしてここでも使ってみたんですが、縦だと体裁が悪いので、横のままにしてます。
本当は、もっと漢字みたいに、ルーンを組み合わせた表意文字だとは思うんですけどね。
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