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なゆたせんせの話で、かのTORG世界の法則を思い出してしまった。技術アクシオムとか魔術アクシオムという奴。
グロランサでも、未開社会の支配的なエリアではドワーフ製マスケット銃はしょっちゅう故障するとかあったりしたらやだな(笑
むう、つまらんちゃちゃ入れになってもた^^;
お目汚し失礼をば。
ふと思ったのですが、こういう風にグローランサを見るとき、やっぱりルーンを操作していた神知者帝国治下では物質文明は停滞していた、と考えられるのでしょうか?
神知者帝国についてはもう一点。
グローランサの人々が現世の出来事を「神話の再現」とみなす、これは理解できることです。例えば、地球のキリスト教においても、ソ連は黙示録に出てくる聖地に北から攻め込む帝国、アメリカは南から攻め込む帝国とみなされ、裁きの日は近い、と信じた人々もいたと聞きます。
グローランサが地球の終末信者以外の人々が思う地球の歴史のように神話とは関係なく歴史が展開しているのか、それとも本当に神話の再現として展開しているのは置くとして、人々が神話の再現として展開していると信じているのは疑いを入れないと思われます。
さて、グローランサの神話でもっとも歴史との関係の深いテーマといえば「帝国の成立と崩壊」ではないでしょうか?
神話のイェルム帝国の永遠の平和と暗黒時代の到来、第一期の世界評議会とグバージ戦争、第二期の EWF とドラゴン殺戮戦争、もしくは神知者帝国と大閉鎖、そして第三期のルナー帝国と怪物戦争(予想・期待)。
これは、オーランス信者であれば容易に受け入れることができるでしょう。彼らは帝国を悪とみなし、その支配からの解放を善とするのですから。
気になるのはダラ・ハッパ人の考えです。彼らは帝国を善と考え、それを崩壊させる勢力を悪とみなしているわけですが、第一期についてはナイサロールの功績を最大限に評価して、一方でグバージを無視することで納得しているように思われます。第三期についても、現在彼らはルナー帝国を支持しています。
ですが、第二期に関してはどうでしょう? 彼らは人間を「欺いて」殺戮の限りを尽くしたドラゴンの帝国を善とするでしょうか? あるいはダラ・ハッパを征服してその尊厳を奪ったカルマニア帝国を善とするでしょうか? カルマニアに関しては、これを打倒したルナー帝国の治下では間違いなく悪ですね。
では彼らは第二期をナイサロール帝国とルナー帝国の間に挟まった暗黒時代とみなしているのでしょうか?
それとも、神知者帝国をこそ善としているのでしょうか? ちょっと意外な感じですが、あるいはヒーロークエストの先達として尊敬しているかもしれない、なんと言ってもダラ・ハッパは神知者の侵略を受けていない、といったことからありうることかもしれない、と、ふと、思いつきました。
さて、上の「死のルーンの行使成功率・・」ですが、イェルム、狩人の神々、イェローナ、サジトゥス等、飛道具縁で死のルーンを持つ神は結構多いので、遠距離武器攻撃能力では無いような気がするのですが如何でしょうか?
では死と何が対立しているか?・・・すいません、解りませんm(_ _)mよしなに。ではでは
▼ なゆたさん
実際のところ、グローランサを紹介した書物というのはあんまり多いわけじゃないのに、この各人の抱くグローランサの多様性の豊かなこと。中つ国ほどは細かく設定されてなかったことがかえって有利に働いたのかも。
プレイヤーが想像しにくい、というと「2001年宇宙の旅」の最後のところとか…。
あれはやっぱり、「僕の構築した箱庭、すごいでしょ、見てみて」ってあたりが本心じゃないかと疑うけれど(ファンの方ごめんなさい)、思い返すと、私の設定はそうかも。反省、反省。
プレイに出す出さないは別として、やっぱりマスターは神秘性を念頭において書き出せると魅力的なシナリオができるのでしょうね。昔の人は言いました、「不思議が当然、フェアリーランド」と。
その点で、ルナー帝国がダラ・ハッパ帝国の踏襲を踏めば、彼らも圧制に傾くのでしょう。
「ははーん、また俺たちを(社会的)英雄に仕立てるつもりだろう」と。
悔しくて、ファンタジーだってできるんだ、とシナリオを書いてみるものの、必ず単発。無理はできないですねぇ。
多分、「発展」という概念が受け入れられたのは、人一人が生きている間に世の中が様変わりするほど発展の速度が増した近代に入ってからなのでしょうね。
そういった意味で、彼らは「再演」と思っているけれど、本当は発展しているのかもしれない。少なくとも、ハーシェクス朝下で書かれた文章にはそのような態度が見られる。
ルーン的にも、「混沌」がある以上、世の中は少しずつでも変わっていくと思います。
とかね。私、いつも「これこそ正しい」みたいな書き方してるけど、これは私が勝手に考えていることだし、何日か後にはすっかり考えを変えている、ということもままあるので、軽~く受け止めてください。
(やっぱり、「~ということもあるだろうし、~かもしれないし」という柔軟な書き方だと意が伝わらないと思って。)
ストームブルが居ないから1度足場を確保すると混沌系の天国に成ってしまう・・腐敗も有るし。
ついでに私が考えたイェルム貴族の館の下に隠れ住むジオーラウンバー信徒の「隠れ里」。
なまじ歴史が有るからクラーシトの仔らを減らす為に穴に水を流し込んだら傾く建物が些か(^^;。
地下にはいろんな穴があるのです。
さて、真面目な話。ルナーキャンペーン・・奴隷の扱いがローマ帝国に近い物なので、なゆたさんとはかなり違うのが面白い所です・・を遊ぶ際、ローマ帝国の資料を集めましたが上水道は勿論としても下水道が良く解りませんでした。
オスリルのネタがナイル川なので、上水道さえ完備させれば潅漑は程々で大丈夫と思われます・・でもロウドリルの息子、潅漑の「モーヘンガス」が居るからやってる事は確実ですね。
Tome3に「祭の際、水道に酒を流す」とか有りますから、上水道の完備度が高いのも確実です。
都市の人口密度を考えると下水道も有るかなあ?
ダラハッパでは肥だめを農民に売ったりするのかなあ?
う~ん、訳解らないコメントですいません、
よしなに。ではでは
下水道は、人口密度も要因の一つですが、住民が気にするか(=病気が発生しやすいか)、が最大要因ですよね。ホラサーンとかだと、人口1000人くらいの小都市にも下水道がある。もちろん、技術も重要で、イスラム圏でもソコトラ島とかには下水道ないんですけど。
で、ペローリアは、というと、湿気はあるけど温度はどうなんでしょうね? ワニがいるから暑いのか、それほどでもないのか。地中海北岸くらいの気温ならないかもしれない。コンスタンティノープルにはあったけど、使われなくなってしまった。
もう一点、肥やしにするの、いいですね。ローマ=地中海の粗放的小麦栽培だとなさそうだけど、ダラ・ハッパ人の主食、米だそうだからそういう手の込んだ農業をしているかもしれない。
結局、分からないんです(ごめんなさい)が、私なら、シナリオに使って楽しそうだったら、あとで理由付けします。
■ 59 名前: ののの :2002/06/12 02:42:10
なゆた氏的ルーン熟達度ってば。なゆたせんせの話で、かのTORG世界の法則を思い出してしまった。技術アクシオムとか魔術アクシオムという奴。
- 技術アクシオムが高い世界(高度な技術を保持)では、魔術アクシオムが低い(強力な魔術は使えない、又は魔的な現象が発生しにくい)
- 魔術アクシオムが高い世界(魔的な現象が頻繁に発生する)では技術アクシオムが低い(高度な技術的産物は機能しない)
グロランサでも、未開社会の支配的なエリアではドワーフ製マスケット銃はしょっちゅう故障するとかあったりしたらやだな(笑
むう、つまらんちゃちゃ入れになってもた^^;
お目汚し失礼をば。
■ 60 名前: Efendi :2002/06/13 21:42:57
洞くつの科学グロランサでも、未開社会の支配的なエリアではドワーフ製マスケット銃はしょっちゅう故障するとかあったりしたらやだな(笑だから洞くつから出ないのだったりして。
■ 61 名前: Efendi :2002/06/13 21:40:24
神知者はどうかな?治療の技術を極めれば≪治癒≫のルーンに関連が深くなる?ホントですか?
技術主体になって、魔術はいらなくなるんじゃない?
裏を返せば魔術があれば技術はいらないんじゃない?
ふと思ったのですが、こういう風にグローランサを見るとき、やっぱりルーンを操作していた神知者帝国治下では物質文明は停滞していた、と考えられるのでしょうか?
神知者帝国についてはもう一点。
グローランサの人々が現世の出来事を「神話の再現」とみなす、これは理解できることです。例えば、地球のキリスト教においても、ソ連は黙示録に出てくる聖地に北から攻め込む帝国、アメリカは南から攻め込む帝国とみなされ、裁きの日は近い、と信じた人々もいたと聞きます。
グローランサが地球の終末信者以外の人々が思う地球の歴史のように神話とは関係なく歴史が展開しているのか、それとも本当に神話の再現として展開しているのは置くとして、人々が神話の再現として展開していると信じているのは疑いを入れないと思われます。
さて、グローランサの神話でもっとも歴史との関係の深いテーマといえば「帝国の成立と崩壊」ではないでしょうか?
神話のイェルム帝国の永遠の平和と暗黒時代の到来、第一期の世界評議会とグバージ戦争、第二期の EWF とドラゴン殺戮戦争、もしくは神知者帝国と大閉鎖、そして第三期のルナー帝国と怪物戦争(予想・期待)。
これは、オーランス信者であれば容易に受け入れることができるでしょう。彼らは帝国を悪とみなし、その支配からの解放を善とするのですから。
気になるのはダラ・ハッパ人の考えです。彼らは帝国を善と考え、それを崩壊させる勢力を悪とみなしているわけですが、第一期についてはナイサロールの功績を最大限に評価して、一方でグバージを無視することで納得しているように思われます。第三期についても、現在彼らはルナー帝国を支持しています。
ですが、第二期に関してはどうでしょう? 彼らは人間を「欺いて」殺戮の限りを尽くしたドラゴンの帝国を善とするでしょうか? あるいはダラ・ハッパを征服してその尊厳を奪ったカルマニア帝国を善とするでしょうか? カルマニアに関しては、これを打倒したルナー帝国の治下では間違いなく悪ですね。
では彼らは第二期をナイサロール帝国とルナー帝国の間に挟まった暗黒時代とみなしているのでしょうか?
それとも、神知者帝国をこそ善としているのでしょうか? ちょっと意外な感じですが、あるいはヒーロークエストの先達として尊敬しているかもしれない、なんと言ってもダラ・ハッパは神知者の侵略を受けていない、といったことからありうることかもしれない、と、ふと、思いつきました。
■ 62 名前: 古竜 :2002/06/30 13:44:45
各論として1部にコメントチャラーナ・アロイ信者が未開の地域に行くと治癒精霊を引き寄せるてのがありましたね、魔導はRQグローランサでは物質魔術で精霊と反発するのかな?と思います。一番わかりやすいのはルール化しちゃうことなんで、例えば。もっと言えば
- ≪治癒≫のルーンの行使成功率は[100-<外科手術>]となる。
- ≪熱狂≫のルーンの行使成功率は[100-<弁論>]となる。
- ≪修復≫のルーンの行使成功率は[100-<製作>]となる。
- ≪死≫のルーンの行使成功率は[100-<遠隔攻撃武器技能×殺傷力>]となる。
- ≪豊穣≫のルーンの行使成功率は[100-<新生児死亡率>]となる。
なゆたさん
- ルーンの行使成功率は<100-ルーンの学術的理解技能>となる。
さて、上の「死のルーンの行使成功率・・」ですが、イェルム、狩人の神々、イェローナ、サジトゥス等、飛道具縁で死のルーンを持つ神は結構多いので、遠距離武器攻撃能力では無いような気がするのですが如何でしょうか?
では死と何が対立しているか?・・・すいません、解りませんm(_ _)mよしなに。ではでは
■ 63 名前: Efendi :2002/06/02 21:08:30
不思議が当然、グローランサ▼ なゆたさん
ま、どのみちゲームなので、プレイヤーが想像しがたいものを無理に押し付けてもしかたないのです。そういう意味で「モデルが必要」だと思います。
ヴァリエーションも深みも段違いだし(尊敬してますよEfendiさん)。
あとはそのモデルをどうグローランサナイズして、どうプレイに使うかですね。
実際のところ、グローランサを紹介した書物というのはあんまり多いわけじゃないのに、この各人の抱くグローランサの多様性の豊かなこと。中つ国ほどは細かく設定されてなかったことがかえって有利に働いたのかも。
プレイヤーが想像しにくい、というと「2001年宇宙の旅」の最後のところとか…。
あれはやっぱり、「僕の構築した箱庭、すごいでしょ、見てみて」ってあたりが本心じゃないかと疑うけれど(ファンの方ごめんなさい)、思い返すと、私の設定はそうかも。反省、反省。
プレイに出す出さないは別として、やっぱりマスターは神秘性を念頭において書き出せると魅力的なシナリオができるのでしょうね。昔の人は言いました、「不思議が当然、フェアリーランド」と。
たわむれに、ルナーはその教義の中に自滅要素を恣意的に含んでいると考えたり。ルナーは置くとして、ルーンが固定的なものであれば、火の王朝の支配は圧制に傾き、風の王朝の支配は崩壊する要因を含んでいると思います。
その点で、ルナー帝国がダラ・ハッパ帝国の踏襲を踏めば、彼らも圧制に傾くのでしょう。
まあマルキオンの話で言えば、魔術支援はあると思います。魔道なりに。ルールに記載されている魔術は「冒険者向け」のものでしかない、と考えていますが。その点は、HeroWars でずいぶん幅が広がりましたね。細かい描写はされていませんが、たとえば《結婚の祝福》を受けると、夫婦が同時に醤油を取りにいって手が触れ合ったりするんでしょうね。
このへんはルーン基調で考えるか、歴史基調で考えるか、好みでしょう。前半の社会モデルの話でいっても、全体的にEfendiさんは歴史基調、古竜さんはルーン基調ですね。プレイヤーにもよく指摘されます:
「ははーん、また俺たちを(社会的)英雄に仕立てるつもりだろう」と。
悔しくて、ファンタジーだってできるんだ、とシナリオを書いてみるものの、必ず単発。無理はできないですねぇ。
ps.「再演」がグローランサの基本法則だと思っているので、文明は進歩しない、と端的にいうこともできます。もし進歩したとすれば、それはすでに演じられた進歩であって、再演にすぎない。というより、そう思ってるだけかもね。たとえば、ルネサンス絵画の聖書の題材の絵を見ると、背景がルネサンスだったりしますが、これは当時「発展」という概念がなかったことを示している、という話を聞いたことがあります。
「本当は進歩したのだとしても、それは過去に演じられたことになる。」
多分、「発展」という概念が受け入れられたのは、人一人が生きている間に世の中が様変わりするほど発展の速度が増した近代に入ってからなのでしょうね。
そういった意味で、彼らは「再演」と思っているけれど、本当は発展しているのかもしれない。少なくとも、ハーシェクス朝下で書かれた文章にはそのような態度が見られる。
ルーン的にも、「混沌」がある以上、世の中は少しずつでも変わっていくと思います。
とかね。私、いつも「これこそ正しい」みたいな書き方してるけど、これは私が勝手に考えていることだし、何日か後にはすっかり考えを変えている、ということもままあるので、軽~く受け止めてください。
(やっぱり、「~ということもあるだろうし、~かもしれないし」という柔軟な書き方だと意が伝わらないと思って。)
■ 64 名前: 古竜 :2002/05/26 20:31:09
地下ですか?なゆたさん確か前に話したルナー(銀の陰?)キャンペーンではカタコンペから食人グルメ、「仔」が掘り進んだダンジョン&クラーシト寺院。・・あ、白い月信徒も地下に居たなあ。
ストームブルが居ないから1度足場を確保すると混沌系の天国に成ってしまう・・腐敗も有るし。
ついでに私が考えたイェルム貴族の館の下に隠れ住むジオーラウンバー信徒の「隠れ里」。
なまじ歴史が有るからクラーシトの仔らを減らす為に穴に水を流し込んだら傾く建物が些か(^^;。
地下にはいろんな穴があるのです。
さて、真面目な話。ルナーキャンペーン・・奴隷の扱いがローマ帝国に近い物なので、なゆたさんとはかなり違うのが面白い所です・・を遊ぶ際、ローマ帝国の資料を集めましたが上水道は勿論としても下水道が良く解りませんでした。
オスリルのネタがナイル川なので、上水道さえ完備させれば潅漑は程々で大丈夫と思われます・・でもロウドリルの息子、潅漑の「モーヘンガス」が居るからやってる事は確実ですね。
Tome3に「祭の際、水道に酒を流す」とか有りますから、上水道の完備度が高いのも確実です。
都市の人口密度を考えると下水道も有るかなあ?
ダラハッパでは肥だめを農民に売ったりするのかなあ?
う~ん、訳解らないコメントですいません、
よしなに。ではでは
■ 65 名前: Efendi :2002/05/26 20:32:10
難しい話になってきてごめんなさい古竜さん
さて、真面目な話。ルナーキャンペーン・・奴隷の扱いが
:上水道は勿論としても下水道が良く解りませんでした。
:都市の人口密度を考えると下水道も有るかなあ?
ダラハッパでは肥だめを農民に売ったりするのかなあ?
下水道は、人口密度も要因の一つですが、住民が気にするか(=病気が発生しやすいか)、が最大要因ですよね。ホラサーンとかだと、人口1000人くらいの小都市にも下水道がある。もちろん、技術も重要で、イスラム圏でもソコトラ島とかには下水道ないんですけど。
で、ペローリアは、というと、湿気はあるけど温度はどうなんでしょうね? ワニがいるから暑いのか、それほどでもないのか。地中海北岸くらいの気温ならないかもしれない。コンスタンティノープルにはあったけど、使われなくなってしまった。
もう一点、肥やしにするの、いいですね。ローマ=地中海の粗放的小麦栽培だとなさそうだけど、ダラ・ハッパ人の主食、米だそうだからそういう手の込んだ農業をしているかもしれない。
結局、分からないんです(ごめんなさい)が、私なら、シナリオに使って楽しそうだったら、あとで理由付けします。