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■ 14 名前: azatoth :2002/05/09 01:59:34

第三話:砂嵐(azatoth版ログ)

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■「風の道」第三話:砂嵐(2002/04/27)
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●登場人物紹介
 Efendi :エミーネ  (看護婦さん、SLO、アーナルーダ信徒、エスロリア出身)
 NPC   :隊長さん  (左遷組の隊長、騎士らしい、乗馬と戦闘技能は高い様子)
 NPC   :副隊長さん (左遷組の副隊長、騎士らしい、乗馬と戦闘技能は高い様子)
 NPC   :兵隊さん  (左遷組の兵隊、いずれもSIZ16以上で有能な様子)

 azatoth :ヤルトバーン(風来坊、サーター&オーランス、情やノリに流されやすい)
 和泉屋 :フィリシア (小柄な女性剣士、オーランスロード、うっかりさん)
 りんぞう:アルヨン  (なぞの経歴の男、ひょうひょうとしているが色々できる)

 NPC   :ピリュー  (インパラライダー族の若者)
 Stith  :オズワルド (大剣の使いの傭兵、フマクト信徒、?出身)

●ログ

【1622年・地の期・38日夜】
 騎馬隊は、矢の一斉射撃に合いながら逃亡を続けていたが、距離がじょじょにつまってきている事を知ると、ついに決意を固め、逆襲の機会をうかがいはじめる。やがて、風の影響で盆地状になった場所を見つけると射線を一時的にはずすためにそこへ逃げ込む。体制を整えつつ、エミーネを下した副長は仕草で岩場を示し、そこで隠れているように指示をすると隊列に加わった。
 騎馬隊は隊長の命令の元呪文の投射をおこない、距離のつまった敵の部隊へ切りこみを慣行する。
 残されたエミーネは暗闇の中に目をこらし耳をそばだてるが、剣戟はじょじょに遠ざかっていった。



 同じ頃、ヤルトバーンらは、アルヨン(前回の叫び声はアルヨンが何かの動物を踏んづけたことによるものだったらしい)とピリューの2人に出会い、お互いの境遇を話していた。その後、ここは危険だろうという事で、2時間ほど移動し、朝まで休憩しようということになる。シフトを決めるフィリシアにたてつくヤルトバーンだったが、あえなく玉砕する。
 フィリシアの指示で、見張りとして起きていることになったピリューとアルヨンは、たどたどしく会話をする。
 ピリュー:「あれ(ヤルトバーン、フィリシア、オズバルド)は、何?友人?」
 アルヨン:「…(言いよどむ)。」
 ピリュー:「じゃあ敵?」
 アルヨン:「…いや…。」
 ピリュー:「じゃあ同じ部族?」
 アルヨン:「…いや…。あえて言うなら、友人に近いかな…。」
 ピリュー:「…(?)…。」(視線をそらし、星を見上げる)
 アルヨン:「…。」(つられて見上げる)



 エミーネは音が収まり始めたと感じ、おそるおそる岩場を出ると、生存者を探して夜闇の中を進みはじめた。しばらく進むと酷い漸戟を受けて倒れたインパラライダー達の死体に混ざって、馬に押しつぶされるようにして倒れた騎馬隊の一員だった兵士が口ずさむ異国の歌が聞こえてくる。彼をなんとか救出したエミーネだったが、馬に押しつぶされていた兵士の足は不具化してしまっていた。
 言葉の通じない兵士を引きずって岩場の影まで引き込んだエミーネは、偶然見つけたその岩の切れ目に水がたまっているのを発見する。その水を兵士に(口移しで)与え、その夜はその場で潜んでいることに決め、折り重なるように眠りについた。



 ピリューがビクッとして、寝ているはずのフィリシアの方に顔を向ける。すると、視線の先のフィリシアの体からは、嫌な気配が濃厚にあふれ出ていた。ただならぬ気配に怯えつつもアルヨンはフィリシアを起そうとするが、彼女は起きる気配が無く、苦しげに身をよじるばかりだった。
 アルヨンがヤルトバーンを起すと、彼は寝ぼけたような様子でそれを見ると、何やら一つ頷き、「エィ!」という掛け声と共に両腕をフィリシアの上で振るうと、そのまま腕をアルヨンへ向けた。
 すると、フィリシアの回りにただよっていた気配はかき消え、今度はアルヨンが気分が悪さを訴えはじめ、倒れこんでしまった。
 ばつの悪そうな顔をしながらヤルトバーンは見張り役をかって出る。しかし一緒に見張りをしているピリューはヤルトバーンを気味が悪そうに見るだけでけっして言葉を交わそうとはしなかった。

【1622年・地の期・39日】
 朝、すがすがしく目覚めたフィリシアとは対象的にどんよりした空気をまとわりつかせたままのアルヨン。気分が悪そうである。ヤルトバーンはすまなそうな表情をうかべながら、朝食の準備をはじめるが、フィリシアはそのままオーランス礼拝の儀式を開始すると宣言して準備を開始してしまう。

 ヤルトバーンは、なんとか身を起したアルヨンと話し、フィリシアにとりついていたもの(今はアルヨンの中にある)は、ピリューの村で死者を出したものと同じらしいという話を聞く。そして、根っこを絶たないとその呪い(ピリューとアルヨンの旅の目的)は解けないのではないか、その発端は我々がクエストとしてデッドプレイスに足を踏み入れたためなのかもしれない、と呟く。

 それを鼻歌まじりで儀式準備をしながら聞いていたフィリシアがお気楽な調子でまぜかえす。

 「オーランスの訓えでは『後悔はしても反省はするな』って言いますよ。」

 それを聞いてヤルトバーンは何やら感心したような表情を浮かべ、呟く。

 「そうだな…(挽回すればいいだけの事だ。先達を見習って利子をつけて返してやる。)」

 準備が完了したフィリシアは、ヤルトバーンとアルヨンを加え、儀式をはじめる。すると、乾いた風が吹きはじめる。ここでの儀式は何やら特別な意味を持ちそうな雰囲気だ。(ちなみにフィリシアの礼拝ロールは「01」だった。オーランスの儀式では、必ず何かがおこり、変化が発生するようだ…。)

 しばらくするとアルヨンが苦しみはじめる。アルヨンの中にあった『余計なもの』が、その儀式における敵として実体化をはじめたようだ。



 エミーネは岩場の探り、水の中に貝殻を発見し、それをコップ代わりに兵士に渡すと、足がつかえない兵士に自分はパビスに向かうという事を伝え、一人で移動を開始する。

 しかしほどなく、強烈な突風がふきつけてきて、たまらずしゃがみこんでしまう。しばらく風が納まるのを待っていたがとまる気配はなく、やがて砂や石がとんできてこのままでは埋まってしまうのではないかという恐怖に苛まれることとなる。(マスターはひとこと「埋まる…と思った」とだけ言った)

 そこでエミーネは石の雨と強風の中を移動しはじめる。(この後、1時間ほどさ迷うことになる。)



 アルヨンが吐き出した唾から『汚らしい闇色の土』が盛り上がる。土は『何でも取りこみたい』という強い欲求をぶつけてくる。フィリシアは歌を歌い始める。

 「『汚れの汚れ、消えて失せろ、背を向けて疾く、立ち去るがいい。
   おまえを斬るぞ、邪悪の邪悪、そらごとうそ泣き、聞く耳持たぬ。』」

 戦いがはじまる。しかしそれは絶望的な戦いだった。すこしでも気を抜くと剣はおろか魂さえ汚されかねない敵であり、しかもその存在は漠としており、形の特定すら不可能だった。それでも果敢に挑むオーランスの戦士達。(ヤルトバーンはここにきて腰がひけてしまっていたが、フィリシアのために大地の加護を祈った/神性呪文『盾』を2つまとめてフィリシアに投射した)そして数回斬りつけた後、フィリシアが叫ぶ。

 「これは影に過ぎない。向こう側に本体がある!!」

 確かにその姿の背面には長く尾を引くように伸びる影が存在していた。しかし、その先にある『敵の本体』はまったく見えない。その距離は絶望的なまでの距離に思えた。しかし、ヤルトバーンの心にフィリシアが気楽な調子で言っていた言葉がよみがえる。

 『後悔はしても反省はするな』

 そして果敢に挑みかかるフィリシアとアルヨンの背中を見ながら思い至る。私はオーランスの良心。私は過去の失敗をふまえて未来の偉大な成功を掴む者。そして、ヤルトバーンは前進をはじめる。オーランス(自分に投影中)の武勲をたたえる歌を歌いながら。(ただし壮絶に下手=じゃいあんソング)



 エミーネは強風に20m以上吹き飛ばされるが、無事着地する。しかし、圧倒的な質量の砂の波に呑まれる。

 ………。

 エミーネは波に飲み込まれていた。あたりをつつむ海の波の音。私は溺れている。これは昔の記憶?混濁する意識の中で、既に忘れ去っていた過去の出来事がよみがえる。おぼれてしまった私を助けてくれたのは…。

 …?

 誰かが私を呼んでいる?私を助けてくれた(る)のは誰?私は貴方を覚えている(た?)…。貴方を知っている………。自分の口をついて出る慣れ親しんだフレーズ。

 「このくそオーランス!なんてことしくさるんじゃわれ!!」

 …?あれ?



 敵の影を突き抜けたアルヨンは、本体と対峙しながらも微妙に視線のようなものを感じていた。

 「誰かいるのか?」

 再び巨大な腕が振り下ろされるのをかわしながらアルヨンはそこに誰かがいることに気付く。

 「俺を呼んだのはあんたか?」

 アルヨンの目の前に白い鞄が落ちる。その隣についにたどりついたヤルトバーンは、その鞄を一目見て、悟る。

 「エミーネ!そこにいるのか?!」

 ヤルトバーンは敵の本体の巨大な腕をかわしながら、鞄が落ちてきた場所に手を突っ込み、大声とともにエミーネの体を相手の胴体から引き抜いた。

 「このくそオーランス!なんてことしくさるんじゃわれ!!…あれ?」

 錯乱した言葉をはきながら、くずれおちてくるエミーネの体を支えると、敵の攻撃をかわしながら後ろにいたアルヨンに、エミーネの体を預ける。そしてヤルトバーンは敵に振り返る。その背中に、敵の本質を見ぬいてしまったフィリシアが、震える声で呼びかける。

 「それは本体ではない?!
  まるで、まるで底無しの穴のような…。
  その穴の先には何も無い…。」

 しかし、エミーネ(アーナルダの化身だと思い込んでいる)を救ったヤルトバーン(オーランスの化身だと思い込んでいる)はひるまない。

 「敵が例え虚無だとしても、私の剣(雷を纏っている状態を想像している)は敵を退ける。(剣をふるいながら、神性呪文の「落雷」の使用を宣言。しかしマスターは、神性介入のロールを要求…。)…地の底へ帰りやがれ!!(←何かを勘違いしている模様。)」

 しかし敵はその渾身の一撃すらものともしない。(攻撃は成功したが、神性介入のロールには失敗。)

 「ちっ。こいつぁぶがわるいぜ。逃げるぞ!」

 フィリシアの肩を掴み、エミーネをかかえるアルヨンを押しながら逃げ出すヤルトバーン。しかし、敵の気配は全く遠のく気配が無い。全員の心に『恐怖』が深く刻み込まれる。



 かろうじて一行は逃げ出すことができた。しかし、ヤルトバーン以外は恐怖のあまり錯乱し、がむしゃらに走りつづけようとしていた。それを抑えつけたヤルトバーンだったが、全身を被う冷や汗を止めることができず、がたがたと体を振るわせながら言った。

 「大丈夫だ。もう大丈夫だ。」

 自分に言い聞かせるように、同じ言葉を繰り返し続けた。
# ヤルトバーン視点の好意度
# ・エミーネ     … 8 →  9(申し訳無い)
# ・フィリシア    … 8 → 10(すげーや、こいつ)
# ・オズバルド    …12 →
# ・アルヨン     … 5 →  6(なかなかの度胸だ)
# ・ピリュー     …13 → 14(申し訳無い)

# ヤルトバーン視点の信仰度
# ・サーター(メイン)… 8 →
# ・オーランス(サブ)… 5 →  6(彼の言葉も悪くない)

# ヤルトバーンの恐怖度
# ・9 → 32(笑)


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