とある監督の戦術論

9 名前:1 投稿日: 2004/12/27(月) 21:13
せっかくたてたスレだし、ちょっと再利用。
戦術の本読んでて面白い記事があったので、自分なりにこのゲームに対応させた形で紹介しておく。

~崩しのパターン~
R・マドリーで相手を崩すパターンを考えてみる。
ここでは、フォーメーションは初期設定とし、個人戦術とグループ戦術のみで理論的に相手を崩してみよう。
なお、キーマンをジダンにし、ジダンからの展開で「ドリブル突破してくれない」と評判のフィーゴに
センタリングを上げれる場所でボールを持たすことを目標とする。

(1)相手が3バックなど、フィーゴの前にスペースがある場合
この場合は簡単である。
===ジダンの個人戦術===
・スルーパス:積極的
・サイドチェンジ:積極的
・パス:ロング2
===グループ戦術===
・起点ジダン > フィーゴ:サイドを駆け上がる

これに異論のある人はいないであろう。問題は次である。

 

10 名前:1 投稿日: 2004/12/27(月) 21:18
続き。

(2)相手のシステムがフラットな4-4-2でフィーゴの前にスペースがないとき

相手のシステムは、こちらから見て

SB CB CB SB

SH CH CH SH <ここら前後にこちらのフィーゴやジダンもいる

CF CF

フィーゴなら1人や2人ドリブル突破でかわしてくれてもよさそうであるが、文句を言っても仕方がない。
理論的に崩そう。

 

[1]まず、ジダンの個人戦術を
・ドリブル「キープ」
・パス「ショート2」
・スルーパス「普通」以下
にしておく。
これにより、相手のSHとCHがジダンに寄ってくる。

SB CB CB SB

SHCH CH SH
ジダン
CF CF

すると、相手のCH2人の間にスペースが生まれる。

 

[2]ジダンがボールを持ったときのグループ戦術を
・起点ジダン > ベッカム(CH):飛び出し
に指定しておく。
すると、ドリブルで「キープ」してたジダンから「ショートパス」が上がってきたベッカムにショートパスが行く。
するとどうなるか。

SB CB CB SB

SHCH CHSH
ジダン ベッカム
CF CF

これで相手の左サイドハーフを中央に寄せることができる。

 

[3]そして最後に、ベッカムが起点のグループ戦術を立てる。
・起点ベッカム > フィーゴ:サイドを駆け上がる
ベッカムの個人戦術はスルーパス普通以上、パスも普通あたりがベター。
ジダンがボールを持ってもグループ戦術に組み込んでないので動かなかったフィーゴがここで動く。
これにより、

SB CB CB SB
フィーゴ <ベッカムがらボールをもらったフィーゴ
SHCH CHSH
ジダン ベッカム
CF CF

となり、理論上はフィーゴに「フリーで」ボールが渡る。

とまぁこのように、理論的に相手を崩す方法を考えるのも楽しい作業の一つである。
機能するかどうかは置いていて、だが。。。

最終更新:2021年12月03日 22:23